Claretさんの商品レビュー

感情の記憶

これも映画を見る前に読みました。
地名やシチュエーションなど共感することが多く、すんなり物語の世界に浸ることが出来ました。日常と非日常が織り交ざったストーリーにどんどん引き込まれ、自分の思い出と重ねながら、夢中で読みました。
奇抜な設定、予想外の展開やエピソードなどがあると印象に残る場合が多いのですが、この作品はそういうものではなくて、感情の記憶を揺さぶられたからとても心に響いたのだと思いました。読み終わった今も静かに余韻に満ちていて、これからも忘れることがない気がします。

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初の米澤作品

映画で「インシテミル」とか見たくらいでした。「満願」から小説自体も気になり出し、これもまた映画になったという、読みやすそうな「氷菓」を購入。
中々読み始まらなかったものの、映画を見る前に読もうと読みだしたら、予想通り読みやすく一気に最後まで。人の死なない謎解きは「ビブリア〜」からはまってて、これも好みでした。ただ、面白かったけど、私にはちょっと軽めな感じだったので、☆４つです。でも、次が「気になります」。

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当たり♪

スマスマで本の紹介をしていて、同じ曲が好みの中居くんのオススメを購入して、やっと読み終わりました。
エピソードが盛りだくさんで、面白く読み進められます。ラストの大どんでん返しは・・・あまりの衝撃に、今までで一番理解するのが難しい種明かしでした。気になって少し読み返してみたら、確かに辻褄の合う文章でした。そこで本の商品説明も読み返したら、こちらにははっきり誤情報が。これでミスリードされてしまったのかも。本編を素直に読んでいくと納得です！好みが分かれるみたいですが、私は読後感がとても良くて、プレビューで冒頭部分を読んだ時には買うのをやめようかとも思ったけれど、最後まで読んで本当に良かった♪大満足の作品です。

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初の伊坂作品

「アヒル〜」の映画でファンになったものの、映画ばかりで小説には中々手を出せないでいたところ、この本を発見。仙台に住んでたのとエッセイ好きなので、購入してみました。
懐かしいアイスクリーム店やCDショップの話など、知ってる世界が描かれている不思議とワクワク感、また同世代を実感して、かなりの親近感が。著者の心配性度合がおかしかったり心配したり、毎日少しずつ読むのがとても楽しみになりました。エッセイかと思いきやフィクションだったり、インタビューが載ってたりと、ただのエッセイ集ではないのも何だか著者らしいイメージがして、面白かったです。震災はちょうど３月１１日前後にこの本を読んでいたので、色々思い出して複雑な気分が甦りました。仙台や石巻のことは知り合いに聞いてはいたけれど、どんな想いだったかとかあまり深い話はしてなかったので、心に沁みました。本の内容と自分の現実がリンクすることがよくあるのですが、今回もまさにそうで、短編はこれから髪をカットするたびに思い出しそうです。
エッセイは苦手とのことですが、ぜひエッセイの続編が読みたいです。

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うちにも猫がいて、この本編のタイトルを初めて見た時に、すごくショックだったことを思い出します。内容が気になったけれど、映画化もされたけど、うちの猫が消えることを考えてしまって、とても見る気になれませんでした。
去年、その猫がうちから消えて、とうとう映画を見る決心をしました。毎日泣いて過ごしていたのに、映画を見た後２日間だけは涙が出ませんでした。
原作も読んでみようかなと思ってたところ、この本を発見。表紙に釘付けになり、こちらを購入しました。
映画も良かったけれど、猫目線がとっても心地よくて、さらに大好きな作品になりました。この本の世界をもっと深くまで理解出来たし、読んで本当に良かったです。

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