Claretさんの商品レビュー

猛射つ

今回も文庫化を待ってましたが、この「禁断の魔術」は同タイトルの単行本の短編４作品のうちの１つ「猛射つ」を改稿して長編化したものだったんですね。他の３つが「虚像の道化師」の文庫に収録されてたのに、気づかないまま読んでました。文庫化の際にこんなに内容が変わることがあるのかと、びっくりしました。単行本の短編のほうはどんな風なのか、機会があったら読み比べてみたいです。
テレビドラマでも放送しなかったストーリーなので新鮮で、続きがとても気になり一気に読みました。たくさんの伏線にドキドキワクワク、やっぱり面白かったです。時々「真夏の方程式」を思い出しました。この「真夏〜」から、人間嫌いでちょっと冷たいイメージだった湯川先生の、人に対する温かさを実感することが多くなりましたが、今回はさらに湯川先生の熱い想いにグッときました。クールな印象は変わりませんが。知ってるお酒の銘柄もまた登場して、お酒好きのイメージも。なんだか身近に感じるようになりました。少し納得できない部分もありますが、スッキリ解決して読後感が良く、大好きな作品です。これもぜひ映像化して欲しいです。

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今回も短編集で、さくさく読めました。やっぱり大阪弁全開でテンポが良く、面白かったです。残念ですが、シリーズ２作目で最後です。でも作者のあとがきがあって、終わりなのも納得しました。これからも多彩な東野作品が楽しみです。

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大阪弁

短編集なので、展開が早くてテンポが良く、あっという間に読んでしまいました。テレビドラマも見ましたが、ちょうど良いくらいに忘れてるから内容も楽しめたし、登場人物のキャラも少し違った感じで面白かったです。この作品は、何と言っても大阪弁がいいっ！読んでて、元気をもらえました。次回作も楽しみです。

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ハラハラドキドキ

読み始めて覚えのある名前が出て来たので、もしやと思って調べたら、「白銀ジャック」の登場人物が二人もいて、なんだか一気に親近感を持ちました。ストーリーも「白銀〜」と同様に展開が早くスピード感にあふれていて、特に中盤の追跡シーンはハラハラドキドキで、読むスピードも上がりました。この作品では東野さんらしい重厚な人間ドラマがなく、軽い印象なので☆４にしましたが、生物兵器や学生など様々な要素が絡み合ってて、とても面白かったです。最後のちょっと一捻りは、いつもなら大好きな終わり方なんですが、自分が集中出来ない状況になってしまったので、イマイチ楽しめず残念でした。それでもまだスキー気分に浸っていたくて、「白銀〜」のSPドラマの録画を見直しました。「疾風〜」もぜひ映像化してほしいです。

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非現実的なのにリアル

とても現実には起きないような設定ですが、登場人物が生き生きとしていて、また東日本大震災を思い出させるので、すごくリアルに感じました。もしかして自分が知らないだけで、こんな世界もあるかもと思うくらい、すんなり物語の世界に入り込めました。１３人もいると誰が誰だかわかりにくいかもと読む前は思ってましたが、１人１人個性が強くてすぐに覚えられました。展開が早く、スピード感があり、最後までぐいぐい引き込まれました。生死を分ける過酷な状況に対する人間ドラマが深く、やっぱり東野作品らしいなぁと思います。東日本大震災を思い出して辛い場面もありましたが、人間の強さや脆さ、ひたむきさ、こんな時自分だったらどうするだろうとか、色々考えさせられる印象深い作品でした。ただ、それまでの雰囲気が吹き飛んでしまうほど、温度差の激しいラストシーンには違和感を覚えましたが・・・。

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毎日の必需品

ルイボスティーは飲みやすく体調も良くなるので、１年中毎日飲んでます。特にこれからの季節は、冷水でもサッと溶けるこのパウダータイプは欠かせません。この商品のおかげで、夏バテ対策として１番ルイボスティーを飲みたい暑い夏に、熱いお湯で煮出すことなく簡単手軽に楽しむことが出来ます。本当に良い商品を、ありがとうございます。

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さすがの原作

テレビドラマは再放送も見て、しっかり覚えてしまってるので、本はあまり楽しめないかなぁと心配していましたが！ドラマ化されてない話はもちろんのこと、ドラマ化したものもドラマとは所々違うことがあって、予想を裏切る展開にすっかりのめり込んで、一気に読みました。特に「偽装う」は、短編の中に東野作品らしさがぎゅっと詰まってる感じで、お気に入りです。これだから、原作は止められないです。

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大好きな「さまよう刃」や「白夜行」を書いた人の作品とは、とても思えません。でも、過去、現在、未来と話が交錯するのにわかりやすくて、いつの間にかスッと世界に入り込んでいて面白い。そして色んな謎や繋がりがスッキリまとまって腑に落ちるのは、やっぱり東野作品だなぁと思いました。それにしても、こんなに読後感が爽やかなのは、初めてな気がします。様々な悩みを抱える登場人物たちに自分を投影させながら読み進め、最後はとても前向きになれる、そんな心温まる素敵な話でした。

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衝撃度ランキングナンバー１！

テレビで絶賛紹介していたのを見て購入してから、ちょっと時間が過ぎましたが、やっと読みました。
最近ミステリーばかり読んでいたので、初めは甘々の恋愛小説に少し戸惑いましたが、主人公二人がとても微笑ましく、テンポの良い文章も心地よくて、すっかりハマりました。さらに恋愛小説の中に「彼女の秘密」というミステリ―要素も加味されているので、伏線を楽しみながら、ぐんぐん読み進めました。結末はあまりにも予想外すぎて、最後まであっけにとられたまま読み終わりました。でも、その後、勝手に決めたこの小説のテーマソングを聴いていたら、何の関係もない歌なのに、まるで真緒の想いのような歌詞に、一気に感情が追いついたようで、涙が出て涙が出て。せつないけど、暖かい気持ちにもなる読後感でした。秘密をわかって、真緒の想いを感じながらまた読み返してみたいです。

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大失敗

テレビで見て調べたら、ミステリ史上に残る名作と知り、読んでみました。初の綾辻作品です。
文章も読みやすく、さすがに面白くて、ぐいぐい引き込まれました。これがデビュー作だなんて、すごすぎます！伏線とか、とても丁寧に描かれているので犯人はわかりやすいですが、それでも最大のトリックには驚かされました。そしてスッキリしました。本当はもっと衝撃的だったのかもしれませんが、その大事な大事な１行を、なんと先に読んでしまいました。ちょっと休憩しようと一段落出来るところを探していたら、ちょうど目に入ってきて思わず・・・。せっかくのクライマックスが台無しに。ホント大失敗でした。この作品を読む時は、先のページをめくるのにはくれぐれもご注意下さい。

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マカロン好きになりました

あまりマカロンを食べたことがないので、せっかくだから美味しいものをと探して、ここへ辿り着きました。
こんなにすっきりとした外見からは想像もつかない位、１口目から衝撃的な美味しさでした！無難なバニラにしたのですが、濃厚なのにしつこくなく、甘さもちょうど良くて、今まで食べた中で１番のバニラ味でした。ショコラもアールグレイもピスタチオも素材の味がしっかりしていて、絶品でした。謎のガイヤもコクがあってまろやかなキャラメル味で、お気に入りです。特にマンゴーやイチゴのフルーツ系は、フルーツ本来の味を濃縮した感じで、フルーツをそのまま食べるよりはるかに美味しく、素材を生かすってこう言うことなんだなと実感しました。本当にケーキのように１個で大満足♪お値段以上の味です。でもお値段も中々なのですぐにまた注文は出来ませんが、ぜひリピしたいです。

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５０冊目

白夜行をきっかけに東野作品にハマって約３年、５０作品目にこの幻夜を選びました。
白夜行を思い出す、この雰囲気に引き込まれます。ただ、面白いのですが、ドラマも見たせいか、前半はのめり込めませんでした。でも後半は続きが気になって気になって、夢中で読みました。結末は・・・ちょっと拍子抜けでした。白夜行に比べるとイマイチかなとも思いましたが、作品全体を振り返ってみると、腑に落ちた思いがして納得、充実感でいっぱいになりました。ドラマだけでは感じなかったこと、やっぱり原作を読んで本当に良かったです。東野作品は奥が深くて、止められません。
解説は黒川博行さんです。ちょうどテレビで黒川さんが東野さんの名前を出していて、知り合いなのかなと思ってたので、解説を読んでスッキリしました。また白夜行ファンに嬉しい情報もあって、最後まで楽しめました。
ちなみに５０作品を読んでベスト５はというと、さまよう刃・放課後・白夜行・魔球・むかし僕が死んだ家です。まだまだハマってる東野作品、これからも楽しみです。

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