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5 2018-12-28

  • 商品の使いみち:趣味
  • 商品を使う人:自分用
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不正を暴く一角、清助の試練
下野国・喜連川藩の中居(中間管理職)・天野一角(43歳?)、息子・清助(15歳)、後妻・雪乃(31歳)の三人家族を中心に、個性豊かな喜連川藩の面々が絡んだ日常あれこれ、藩を揺るがす事件を描くシリーズ第2弾。
*
喜連川藩で御前試合の開催が決定した。勝者は老中職の名家の指南役に推挙されるため、演武場の子弟は目の色を変えていた。だが道場の練達者が闇討ちにあい、御所には「御前試合の裏に計策あり」との捨文が。一角は、密かに探索に動き出した。一角の息子・清助は、上役の娘に密かに想いを寄せる一方、道場の様子を探る。しだいに明らかになる謀略。そして清助に訪れる大きな試練とは?
*
御前試合の不正を暴こうと奮闘する一角。御前試合に出場し、いい成績を残そうと剣術にいそしむ清助そして大悲恋。二人を温かく見守る雪乃。ほのぼの家族でいいですね。
また、喜連川藩の面々の人となり、御前試合での悪を裁く藩主・煕氏の名君ぶり?も垣間見えて、なかなか面白いです。
−−−−−
■実在する喜連川藩(ネット調べ)
喜連川藩(栃木県)は明治維新まで実在した。実質石高はわずか4,500石、城もなく藩庁は陣屋、家臣が200人に及ばない日本一の弱小藩。しかし、大大名たちと肩を並べる別格扱い。参勤交代は免除、人質的要素の妻子を江戸に住むことも免除、全国諸侯に幕府から課せられる数々の普請(土木事業)の賦役も対象外。何故か?
その訳は、喜連川家が清和源氏の流れを汲む足利将軍家を祖としていて、征夷大将軍を名乗る徳川家(家康)としては、その源氏の統領として足利家を重んじ優遇し、権威づけるために足利家の血をひく喜連川家を、客分扱いとして尊崇しなければならなかったから。
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■本書の基本情報
・筆者:稲葉 稔(イナバ ミノル)
・略歴:1995年熊本県生まれ。脚本家・放送作家などを経て、'94年作家デビュー。書き下ろし時代小説の人気シリーズが多数ある。
・発行:KADOKAWA
・発売:2018年11月
・ページ数:334p
■これまでに購読した稲葉稔に著書
・新問答無用
・「幕府役人事情 浜野徳右衛門」(全6巻)
・「剣客船頭」(全20巻)
・喜連川の風…第1巻まで(本書)

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