待ちに待った本、届いてすぐに一気読みしてしまいました。
YouTube動画を書籍に起こした作品は初めてでしたが、会話劇と間取り図が分かりやすく配置されていて読みやすかったです。全体は4章に分かれていますが、全てがひとつの話です。
動画は本当に導入部だったのですね。あの変な家をきっかけに、異形の牢獄やヤツエメジキ的なテイストも取り入れながら繰り広げられる壮大な物語でした。雨穴さんはあの動画を作った時点でラストまで考えてらしたのでしょうか。伏線回収も見事ですし、最後の方は登場人物の多さに混乱しますが、全てが収まる運命に収まっています。建築基準法とか考えずに、楽しんで読みたいですね。
最近読んだ本の中では抜群に面白かったです。この後、娘や息子も読みたいと言っているので我が家で回し読みします。