初心者BB 裏パー君 (50代/男性)
評価 5
投稿日:2012年09月07日
読みたかったから
司馬遼太郎の「坂の上の雲(3)」を読みました。本刊で日露戦争が開戦します。帝政ロシアに日本がどんどん追い込まれ、窮鼠になってやむなく開戦という状況です。でも明治の日本人は、どこまでも客観的に国の現状と相手の状況を比較した上で、「開戦した場合の日本の軍隊の戦死者は、全軍隊の半分は戦死、それでやっとロシアと引き分けできるかどうか。」との考えの上で、開戦した場合の戦い方と、どのタイミングでどこの国に幕引きを頼むかまで考えて、アメリカに幕引きを頼むために、ロシアとの開戦前に特使を飛ばす用意周到さには、驚きました。ホントに明治の人達の考え方には感心するばかりですねぇ〜。また適材適所というか、人の配置も見事で、配置された人達は、自分の職務を真摯に受け止めて全うする姿もスゴいッ!
それにしても、秋山好古、真之兄弟はスゴいッ!ものすご〜く勤勉だし、人の上に立つ人って、こういう人達が相応しいのかなぁ〜と思います。ブレない、動揺しない、柔軟性があり、常に最新情報で武装して、大局的に正解を出していくって感じで、今の日本人にはなかなかいないのかなぁ〜?残念ながら。きっとこういう人達がリーダーだったら、今の世の中も少しは展望が見えてくるんじゃないかなぁ〜。先の展望は見えないけど、mustはしなければいけないじゃあ、人間疲れちゃいますから。実現できるかもしれないゴールのイメージがあって、今しなければいけない事をするのでは、大違いですからねぇ〜。
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評価 4
投稿日:2012年06月22日
心の安定を保つため
斎藤茂太著・心の掃除の上手い人 下手な人を読みました。モタ先生の本を読むのはこれで2冊目。以前読んだ本は「グズを治せば人生はうまくいく」でした。さすがに精神科医の先生らしく、疲れ果てた人でも読めるように、優しい口調で書かれています。私も以前は精神的に消耗してしまい、「自分さえ我慢すれば、周りはうまくいくんだ。だから、自分は我慢しよう。」と自分で自分を否定する考えを持っていました。でもそれじゃあ、状況が良くなるわけありません。本書にも書かれてありましたが、「自分を大切にする事。」が1番大事だと、再確認できました。人にはそれぞれ価値感があるわけだから、他人と自分を比較して、自己否定する事が1番良くない。自分が幸せと思える事、大切な事を尊重すべきですよね。なんてったって、自分の人生ですから。
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小説・震災後 [ 福井 晴敏 ]
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評価 5
投稿日:2012年05月26日
福井晴敏の作品が好きだから
小説・震災後(福井晴敏 著)を読みました。結構、福井晴敏作品を読んできましたが、根底にあるのは、「真剣に日本国家と平和を考えなければいけない。」という事。お為ごかしばかりの議員や政治屋なんかの言葉よりも「重み」が全然ちがいます。きれい事で、平和は創れない事を改めて実感しました。私達40代半ばの世代はよく「バブル入社組」と揶揄されますが、入社と同時にバブルは終焉し、結果のみを求められ、出来なければリストラとの背中合わせの中で働いてきました。本来リストラクチャリング(リストラ)は再構築という意味なのに。でも私達などはまだまし。もっと下の世代の人達は正社員にすらなれないのだから。そんな中で身につけた処世術はあまり先の事は考えない。自分の幸せだけを考えるという事でした。要は現実から逃げていたんですね。そのくせなんで団塊世代のために、年金も削られなければいけないんだ。と思っていましたが、その団塊世代に育ててもらったのが、なんの事はない我々世代なんですよね。確かに社会もコンプライアンス尊守が浸透してきて、団塊世代が行っていた粉飾決算ができなくなりつつありますよね。これは世の中的には正しい方向の経済活動だと思います。嫌が上でも、現実の経済力を見せつけられるわけですから。でもこの団塊世代の行ってきた結果も自分達の幸せを追求してきた結果であり、しかたない事なのかもしれません。だからこそ、我々世代の次の子ども達の世代には、今の負債を解決してあげないといけないと痛感しました。最近では震災後の復興の大義名分で、またコンクリートに金がバラマかれ始めてますよね。本当に借金を増やしてまで必要な事なのかを吟味しないといけないですよね。そのためには、やっぱり選挙に行かないとね。正しい方向の議員を選ばないと話になりませんからね。今の世の中、デジタル的に100点満点か0点で判別され、0点の烙印を押されると、自分はダメなヤツなんだと自分で自己批判に走り、鬱病になったりする方が多いですけど、鬱病は頑張り抜いて疲れ果ててなってしまう病気ですからね。本書にも書かれてありましたが、結果より過程が大事という言葉は、至言だと思います。40点しか取れなくても全然いいんじゃないかと思います。それよりも継続が大事。この道を進んで行けば、また世の中よくなると私達の子ども達の世代に道程を示せれば本望のような気がします。
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評価 3
投稿日:2012年04月28日
ガンダムさんが好きなので
「機動戦士ガンダムさん やっつめの巻」を読みました。ガンダムさんのヨンコママンガはやっぱり面白いのだ。でも「やっつめの巻」では、あまり描かれていなく、そろそろネタ切れ感が・・・ガンバレっ!大和田秀樹!(」゜□゜)」
あとシャアとガルマの「お笑い一直線」や「ガンダム創世」も終わりっぽいし、ついに「ガンダム The Origin」ネタまで登場!(しかもいきなりア・バオア・クーでセイラさんが反乱を起こして、終戦を迎えるところから描かれているっ!)ついに「ファースト・ガンダム」ネタも尽きてしまったかという感じが・・・
「ここのつめの巻」は出てくるのかなぁ〜?でも富野監督が「Gファイター嫌い」で、「コア・ブースター」を考えたとは思わなかったですなぁ〜。でも映画でも「ガンタンクが宇宙を飛ぶなんて、ありえねー」という事で、ハヤトにガンタンクではなく、ガンキャノンを操縦させた話は有名なので知っていましたが、いろいろコダワリがあるんですね〜。
でも「ガンプラ」では、昔の「ベストメカ・コレクション」には「コア・ブースター」がありますが、今のガンプラに「コア・ブースター」がないのは、皮肉ですなぁ〜。HGグレードにも、MGグレードにもGファイターがでてますからね。話がそれましたが、「機動戦士ガンダムさん ここのつめの巻」が出てくるのをノンビリ待ちましょうかね。
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あんぽん 孫正義伝 [ 佐野 眞一 ]
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評価 5
投稿日:2012年02月25日
孫 正義氏に関心があったから
佐野眞一著の「孫正義伝 あんぽん」を読みました。孫という名字から「在日の人なのかな?」とは思っていましたが、「あ、やっぱりそうなんだ。」とまずは思いました。在日の方に対する日本人の差別は今に始まった事ではありませんが、私が思っていた以上に差別があるのには驚きました。まず、在日の方は官僚(公務員)になれないのにはビックリしました。よく役所に行くと人権課とか目にしますが、そういう部門があること事態「差別じゃないの〜?」とは思ったりはしてましたけどね。私も仕事の関係上、20年位前でしょうかねぇ〜、まだ「日本ソフトバンク」時代に「日本ソフトバンク」からソフトを仕入れてた時があります。その時は、「金にウルサい会社だなぁ〜」という印象があります。当時は私以外にも「日本ソフトバンク」からソフトを仕入れている同じ会社の社員がいましたが、そのなかで一人でも「日本ソフトバンク」に支払いが遅れると、他の社員がソフトを仕入れようとしても、絶対にソフトを卸してくれなかったですからね。今思えば契約ですから、「日本ソフトバンク」が正しいのですが、「二度と取引しないぞっ!」と、憤っていたもんです。それからドンドンM&Aで、今やソフト問屋どころか、通信キャリアに留まらず、脱原発エネルギー産業というインフラ事業者になろうとしているのですから、孫さんにスゴサとカリスマ性を感じざるを得ません。特に新聞広告で見た「光の道構想」には驚いたもんでした。「すげー、国とNTTにガチでケンカ売ってるっ!」とビックリしました。この本は孫さん一族についても詳細に書かれていますが、孫一族は昔読んだヤン・ソギル著の「血と骨」のまんまの世界で、ビックリ!韓国の言葉で「骨は父から、血は母から譲られる。」という言葉があって、血は骨から作られるから、骨を作る父親の家族内での威光は絶対的なものだと書いてあったような気がします。本書に登場する孫さんのオヤジも強力な個性の持ち主でした。そういう環境から抜け出すために、「ただ勉強ができて東大に入学しても、在日だという事で、官僚や大企業に入れない。だから敢えてアメリカの大学を出て日本に戻れば、在日であっても、日本人の自分を見る目がかわるはず。」と高校当時の孫さんが考え、実際に行動し実現するを感じました。既得権者と戦って新しい市場を作るのは、故ジョブス氏にも通じるなぁ〜という感じでした。
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評価 5
投稿日:2012年01月20日
心を平静に保つ方法の勉強をしたかった。
長谷部誠選手の「心を整える。」を読みました。私はすぐに「いっぱい・いっぱい」になってしまう質なので、「プロサッカー選手はどうやって自分をコントロールしているんだろう?」と思っていたので、非常に興味深く読む事ができました。読後に思った事は、「自分の事を良く知り、どうすれば自分の良い状態を維持できるのか?」という事を長谷部誠選手は常々自問自答し、良いと思った事は即実行し、軌道修正もスムースに行える選手なんだ。」と感じました。この事を実行し続ける事は凄い事だと思います。1番心に残った事は「1日1回心を落ち着ける時間を作る。」という事と、「自分の相手に対する感情は、相手に伝わってしまう。」という件です。普通サラリーマンをしていると、時間に追われ、自分をメンテナンスする事すら、思いつかない事が多いかと思います。やっぱり、心を切り替える事は凄く大事だし、「なぜ自分は追いつめられているんだろうか?」と考える事は、凄く大事な事だと思います。訳も分からず、「どうしょう?心配だ〜」と思っているだけでは、何も解決しないですからね。また「相手に対する感情」も、不思議と伝わりますよね〜。特に相手に対する負の感情は、不思議と相手に伝わりますよね〜。「この人嫌い。」と思う事は凄く簡単な事だけど、相手の良いところを見つけ、相手の立場を想像できるようになれば、人間関係も凄く楽になるような気がします。なかなかできないことだけど、意識してやっていけば、だんだんと自分の心の余裕の幅が広がるのかなぁと感じました。改めて本書を読んでの気づきでした。でも、常々自分を大切にし、自分を鍛え続けている長谷部誠選手は凄いアスリートだと思います。
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評価 5
投稿日:2012年01月06日
THE ORIJINの最終巻
機動戦士ガンダム THE ORIGIN(23)を読みました。THE ORIGINシリーズの最終巻でもあります。テレビ・劇場版ガンダムとTHE ORIGINを比べると、だいぶ歴史的背景に突っ込んだ話が多くて面白かったです。でも最後にでちゃいましたねぇ〜。シャアの迷(名?)セリフ「ララァは、私の母となる女(ひと)だったっ!」だって。有名な迷(名?)言だから知ってたけど、ちょっとねぇ〜。思わず「赤い彗星も地に落ちたな(byキシリア)」と思わざるをえません。でも、「ファースト・ガンダム」ファンには、必読シリーズです。話はかわりますが、最近「ガンダムAGE」なるものがテレビ放送されているみたいですけど、なんか見る気はしないなぁ〜。ガンプラコーナーにもこの「ガンダムAGE」シリーズばかり新作で出るしねぇ。これって「ゴカイジャー」みたいな、合体ロボなのか?AGEのガンプラを見ているとそうとしか思えないんですけど。まぁ、どうでもいい事ですけどね。ファンの方ゴメンナサイね〜。
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どちらとも言えません [ 奥田 英朗 ]
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評価 4
投稿日:2011年12月02日
奥田英朗スポーツエッセイ
久しぶりの奥田英朗のスポーツエッセイ「どちらとも言えません。」を読みました。前作?のスポーツエッセイ「ただ今延長戦に入りました。」も、「ある、ある」って感じで面白かったですが、今回も面白かったです。ただ個人的には、私の好きなBBやサッカー観戦について、もう少し書いて欲しかったかなぁ。この人だったら、「真冬に海に入るヤツの気が知れん!」とか、BBの事、書きそうだなぁ〜。でも、スポーツにはやる楽しみ、見る楽しみ、ヤジる楽しみなどいろいろな楽しみ方がありますからね〜。このエッセイを読んでメクジラたてる人はいないと思いますけどね。奥田英朗の「伊良部先生シリーズ」も笑えるけど、私はこの人が書いたエッセイモノの方が好きですね。
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評価 5
投稿日:2011年11月25日
ガンダムさん むっつめのまきを読みました
機動戦士ガンダムさん むっつめのまきを読みました。もちろん楽天ブックスでポイント利用で無料で購入。最近本は、ほぼ全てポイント利用で無料もしくは、100円〜200円位で買って、お得な気分(^_^)v
それはさておき、ランバ・ラルのランニング&ステテコ姿の芸人役は、はまりすぎ。わらえます。(*^o^*)しかも、世話好き。なんとなく、親分肌のランバ・ラルにピッタリ!ところで、小学1年の長女が「シャアの絵が面白い!」と言って、「機動戦士ガンダムさん」を一生懸命読み始めました。確かにマンガは漢字にふりがなを書いてあるので、本を読む練習には、なりますな。という事で、我が家の「ジーク・ジオン」計画は、確実に進行中です。
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自分用
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評価 3
投稿日:2011年11月13日
読後、ガンダムさん「いつつめ」
「機動戦士ガンダムさん いつつめのまき」を読みました。今回はシャアとガルマの絡みが多かったですが、個人的にあんまりこの2人の絡みネタは好きじゃないんですよね〜。p(´⌒`q)私的には、「むっつめのまき」に期待かな?話はかわりますが、最近の「マツダ」の車の顔が「ザクレロ」に似ていると思うのは、私だけでしょうか?
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評価 3
投稿日:2011年10月02日
子供用の絵本に
ティラノサウルスシリーズの定番話ではありましたが、最後にティラノサウルスが死んでしまうので、長男(3才)がシンミリしてしまいました。最近長男はお姉ちゃんが怒られていると「あまり怒らないで」と言ったりして、よく驚かされます。
実用品・普段使い
親戚へ
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評価 4
投稿日:2011年09月24日
長女用の工作本として購入
本の中身は切り取る組立絵本ですが、いろいろな恐竜がいるので、お得感はありです。工作が得意なお子さんには、お勧めの一品です。でも、かなりレベル高い工作絵本ですから、小学校低学年のお子さんが自分で組立られるかなぁ〜?という感じです。適当に作る事はおそらく無理!ガンプラを150機以上作った私ですが、「これは難しいぞ(°□°;)」と、ちょっと引きました。
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子供へ
はじめて
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朝日新聞出版/AERA 2011年7月4日号
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評価 5
投稿日:2011年06月29日
東京のホットスポット
実妹からの連絡で、私の住む江戸川区が東京のホットスポットに選ばれているよと連絡をもらい、慌てて2011/7/4発売のAERAを探しましたが、発売日の夜には、既にどこのコンビニでも、売り切れ。「ここまで反響が凄いのか!」と驚きました。仕方ないので、ネットで入手しました。
確かにAERAの記事の信憑性を信じてしまうのはどうかと思いますが、そんな東京のホットスポットの記事よりも、同号に記載されていた「わごう りょういち」さんの詩に感銘をうけ、たかだか雑誌の記事特集に右往左往する自分に恥ずかしくなりました。被災地で生活されている方は、私よりもはるかに厳しい現実に向き合っていらっしゃいます。人間ですから、今回の震災に対する怒りや悲しみ、虚しさ、そんな中でも故郷に対するわずかな希望を持ち続ける姿勢に、目の覚める思いでした。これからはきちんと冷静に自己判断して生活していかなければいけないという実感を持ちました。
ただどうしても許せないのが、この様な状況下にありなら、党利策略ばかりに走る国会議員、おそらくは当事者意識が欠落しているのだと思います。「一定のメドがついたら、退任す
る」など、裏を返せば、自分ではどうする事もできなくなったら、退任しますと言っているのと、同義です。一国の責任者の言葉ではないと思います。「いつまでに、どんな対策を実行する、失敗した場合の補填策略はこう考えている。」と具体策を示せない政府に期待する事自体の自分の愚かさに改めて気づかされた感です。これからは本当に自己責任で生き抜かなければいけませんね。
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評価 5
投稿日:2011年05月24日
垣根涼介の作品だから
久しぶりに垣根涼介の作品を読みました。最近は「君たちに明日はない」系の作品ばかりだったので、著者の作品を読んでいませんでした。
今回は久しぶりのラティーノアクションの作品だったので、楽しみにしていました。読後、著者の南米に対する造詣の深さは、相変わらずさすがだなぁと思いました。「人は生まれ落ちた属性で人生の半分が決まってしまう」というくだりには、ファベーラに限らず、生まれた人間の縮図をみたような気がしました。
以前見たブラジルのファベーラを描いた「ゴッドシティ」も、同じテーマだった事を思い出しました。成功者になるためには、敵を倒して生き残るしかない、今だに歴然として残る差別を改めて実感しました。
諸外国程ではないですけど、日本にも生まれ落ちた素姓で、人生が決まる場合が多いですからね。典型的なのが、代議士の子は代議士になるし、外交官の子は外交官になるようにできてる場合が多いようです。うちの会社にも外務省を受験し、最終的には、コネのある人間しか、外交官になれないと痛感している人がいます。とても優秀な人間なので、会社の上層部に気に入られれば、出世できそうなんですけど、媚を売らず、どこか達観した感じで生きている感じがします。
話は逸れましたが、本書はそんな南米コロンビアに移民した日本人が仕切っているマフィアの話です。油断をみせず、仲間を見捨てず、ただ人生を諦めているところがある人間の話です。南米の実情に興味のある人や、アクション物が好きな人には、お薦めの一冊です。
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評価 5
投稿日:2011年05月24日
垣根涼介の作品だから
久しぶりに垣根涼介の作品を読みました。最近は「君たちに明日はない」系の作品ばかりだったので、著者の作品を読んでいませんでした。
今回は久しぶりのラティーノアクションの作品だったので、楽しみにしていました。読後、著者の南米に対する造詣の深さは、相変わらずさすがだなぁと思いました。「人は生まれ落ちた属性で人生の半分が決まってしまう」というくだりには、ファベーラに限らず、生まれた人間の縮図をみたような気がしました。以前見たブラジルのファベーラを描いた「ゴッドシティ」も、同じテーマだった事を思い出しました。成功者になるためには、敵を倒して生き残るしかない、今だに歴然として残る差別を改めて実感しました。
諸外国程ではないですけど、日本にも生まれ落ちた素姓で、人生が決まる場合が多いですからね。典型的なのが、代議士の子は代議士になるし、外交官の子は外交官になるようにできてる場合が多いようです。うちの会社にも外務省を受験し、最終的には、コネのある人間しか、外交官になれないと痛感している人がいます。とても優秀な人間なので、会社の上層部に気に入られれば、出世できそうなんですけど、媚を売らず、どこか達観した感じで生きている感じがします。
話は逸れましたが、本書はそんな南米コロンビアに移民した日本人が仕切っているマフィアの話です。油断をみせず、仲間を見捨てず、ただ人生を諦めているところがある人間の話です。南米の実情に興味のある人や、アクション物が好きな人には、お薦めの一冊です。
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