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2018-08-30
- 因果 百万石の留守居役(九）
- 時代物で定期的に購入して読んでいます。全巻読みとおしていきたいです。
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2017-07-05
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- 数馬「闇」を垣間見る
- 将軍：徳川綱吉、加賀藩五代目当主：前田綱紀の時代、筆頭家老：本多政長に江戸留守居役として抜擢された若き主人公：瀬能数馬が、四苦八苦しながら留守居役として成長していく姿を描いたシリーズ第9弾。
今回は藩主綱紀が参勤交代でお国入り。その道中で綱紀が何者かに襲われる。この危難に立ち向かう道中交渉役を仰せつかった数馬。
本巻では加賀藩を潰そうとする陰謀の一端が見え隠れ。藩主・前田綱紀や筆頭家老・本多政長から、それらの「闇」を聞かされる数馬の驚き。数馬と仮祝言をあげた本多政長の娘・琴の男勝りながら、数馬を慕う想いが見物。
また脚色もあるでしょうが、史実と思わせる筆者・上田秀人さんの歴史知識の豊富さにいつも驚かされ、その時代の武士の有り様と生き様が非常に勉強になります。
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■留守居役とは藩の外交官
主君の留守中に諸事を采配する役目。人脈をもつ世慣れた家臣がつとめることが多い。参勤交代が始まって以降は、幕府や諸藩との交渉が主な役割に。外様の藩にとっては、幕府の意向をいち早く察知し、外様潰しの施策から藩を守る役割が何より大切となる。
■本書の基本情報
・筆者：上田 秀人（ウエダヒデト）
・略歴：1959年大阪府生まれ、大阪歯科大学卒。’97年、桃園書房主催第20回小説ＣＬＵＢ新人賞佳作。歴史知識に裏打ちされた骨太の作風で注目を集める。2010年『孤闘 立花宗茂』（中央公論新社）で第16回中山義秀文学賞受賞。
・発行：講談社
・発売：2017年6月
・ページ数：336p
■これまでに購読した上田秀人の著書
・「孤闘 立花宗茂」
・「将軍家見聞役 元八郎」（全6巻）
・「勘定吟味役異聞」（全8巻）
・「妾屋昼兵衛 女帳面」（全8巻）
・「お髷番承り候」（全10巻）
・「奥右筆秘帳」（全12巻）、「奥右筆外伝」
・「御広敷用人 大奥記録」…第11巻まで
・「百万石の留守居役」…第8巻まで（本書）
・「町奉行内与力奮闘記」…第3巻まで
・「峠道 鷹の見た風景」（上杉鷹山） - このレビューのURL
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2017-06-10
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- 購入した回数:リピート
- まだ読んでいません
- いま別の連載物を購読中のため、読んでいませんが楽しみにしています。
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