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5
2008-07-07
- 商品の使いみち:趣味
- 商品を使う人:男性（彼、夫）へ
- 購入した回数:はじめて
- 主人に頼まれて購入。会社帰りに読んでるみたいです。
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5
2011-04-14
- 商品の使いみち:実用品・普段使い
- 商品を使う人:自分用
- 購入した回数:はじめて
- ダイエーの中内氏がモデルであろうと思われる小説です。
一言で言えば、価格決定権をメーカーから消費者（の意思を代弁する主人公）に移す為の戦いを描いている訳ですが、メイカーからだけでなく、メイカーと二人三脚で利益を享受してきた同業他社からも激しい妨害を受けながらもそれに打ち克って巨大流通グループに成長していく課程と、それに絡む人間模様が、城山さんの作品の常の通り、丹念に、しかし、淡々と描かれています。
この作品の発表からかなりの時間を経た後になって、モデルとされたダイエーがニューカマーに押されて凋落し、再編を余儀なくされたことや、ニューカマーの激し過ぎる値下げ圧力でメイカーが疲弊し、コストダウンの為の海外進出で国内の雇用が大きく減少するに至ったことなど、世の中は想像を超えて変わってきました。
そう云う変化を経験した今読んでみると、戦後の経済史、流通史として、書かれた時とは別の意味も持ってきたのではないかと思います。 - このレビューのURL
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