dadzionさんの商品レビュー

移転価格税制の参考書に

まだ届いたばかりでざっとしか目を通していないが、印象としては：
1：分厚い、家か職場に置いてレファレンスとして使う本で、「読む」本ではない。
2：しかし表現はわかりやすく、基本的に前半は、1項目につき1ページで簡略に説明、1ページで見やすく図解してある。後半は各種解説や資料も豊富に掲載されているので、深くハマろうとしても当面1冊で事足りそうである。
普段持ち歩いて使う本としては物理的にアウトだが、置いておいて参考書として使うのであれば充分に満足。
本書は万人に向けられた本ではないし、読み込んでみないとなんとも言えないが、実務家の実務のサポートに耐えうるかというのはまだ未知数としか言いようがない。また、自分は同じテーマに関して他の本を注文したが取り消しとなり、次善の選択として本書を購入したので、星1つ落とした。

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日本語でIFRS

IFRSを日本語で、しかし微に入り細に入りではなく、「さらっと」知りたかったので購入。その目的には合致している。経済誌が作った本なので、教科書、入門書的な感覚ではなく、普通に経済誌を読む感覚で読める。ただしじゃぁ実際IFRSでやっていこうというときにはもちろん、本書では全然物足りないと思う。本書のスタンスを把握した上で読むのであれば、それなりに読み応えのある本。

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シンガポールでビジネスをするなら

シンガポールビジネス情報を日本語で欲しかったため、本書を購入。
本書内にも注記があるが、本書のみをベースにシンガポールでのビジネスを準備するのは無理がある。現地会計事務所なり法律事務所なりに依頼をする際の参考書としては、良書だと思われる。
また、簡潔に書かれている（少なくともそう意図して執筆されている）ので仕方ないところではあるが、必要充分な情報とは言えない。必要充分な情報が必要な場合には、現地で英語で情報を入手する必要がある。
中味は非常にわかりやすく、現地進出から会社法、法人税・個人所得税、GST、会計と日本人ビジネスマンがシンガポールでビジネスをする際に必要な情報はひととおり簡潔にまとめてある。
ただし、昨今シンガポールは制度改正のサイクルも早いので、2009年9月初版の本書でも既にいくつかの情報は古い（問題にはならない程度と思うが、改正されていて違う内容になっている−いずれにしても、やはり最新情報をどこかで入手しなくてはならない）。
また、就労パス・家族パス（実際にもらうグリーンカード）等の受け取りの方法等、小さなことだが必要な情報がいくつか取りこぼされているように思う。
本書はあくまでも、「基本的情報を日本語で得る」ためのもので、それ以上のものではない。そこをきちんと踏まえた上で購入するのであれば良書だと言える。

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