- ショップ情報
Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。
- 並び替え
- 1件~1件 (全 1件)
-
-
- broken pianoさん
- 60代 男性 購入者 レビュー投稿 447件
-
3
2014-04-03
- 商品の使いみち:実用品・普段使い
- 商品を使う人:自分用
- 購入した回数:はじめて
- 手仕事というだけの製品。
- 買い物籠を探していました。晒竹のものが欲しかったのですが、高い。そんな時目に付いたのがこれ。笹の仲間である鈴竹製品には馴染みがなく、どんなものか楽しみにしていたのですが、結論から言うと、手編みのコストを価格に反映しただけの製品だと感じました。詳しくは次の通りです。
【長所】
・しなやかな弾力性があり、少々のことでは壊れそうにない。
・底は力竹で補強され、かなりの重さに耐える。
・経年変化で飴色に変わるのが楽しみ。
【短所】
・ササクレが多い。これを取り、油を染み込ませた布で拭くなどして大分落ち着きましたが、苦労しました。
・取手は籐巻とあったので、当然籐の表皮と思っていたら、身の部分でした。手垢で汚れそうです。
・３本２間飛で編まれていますが、竹ひごの幅が不揃いのため、緻密ではない。
・内側は竹ひごの端やササクレが出ており、そのままでは衣類は入れられない。（商品紹介で鳥越竹細工の特徴として「合わせ編み」が紹介されているが、この製品は違う。＊「合わせ編み」とは、表皮を外側に２本のひごを重ねて編むもので、製品の表と裏の両方に表皮が出る。）
一般的な竹籠は真竹が多く、晒竹にして丁寧に作られたものは高価ですが、ササクレなど出ません。寒冷な東北では真竹が育ちにくく、その代わり、ヤマブドウ、クルミ、イタヤカエデなど魅力的な素材を使った籠が作られています。それぞれ結構高価なのですが、鈴竹製品について検索したところ、高いものは見つかりませんでした。鈴竹ではこの程度の製品しか作れないということでしょうか。柳宗悦の民芸運動を持ち出すつもりはないのですが、今どき「用の美」がなければ、こうした製品の存在意義はありません。このレビューが生産者の目に触れるかどうか分かりませんが、究極の鈴竹製品はこれだというものを見てみたい気がします。
失礼を承知で色々書きましたが、ササクレを落としていただくだけで、値段以上の価値はあると思います。実際に買い物に使うので、使用後に評価が変われば、またレビューします。 - このレビューのURL
10人が参考になったと回答
このレビューは参考になりましたか？
不適切なレビューを報告する
1件~1件(全 1件)
評価は表示できません。
