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4
2022-06-22
- 商品の使いみち:趣味
- 商品を使う人:自分用
- 購入した回数:はじめて
- 映画化された作品
- 映画の方は見ていないが、内容的にはなかなか面白かった。この作者さんの作品は結構な確率でグロい部分がありますが、本作は思っていたほどではありませんでした。
やっぱり、一番怖いのは、生きている人間だと言うことを思い出しました。 - このレビューのURL
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- 購入者さん
2
2022-03-18
- 商品の使いみち:趣味
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- 購入した回数:はじめて
- デジャヴてんこ盛り
- キュルケゴール「死に至る病」やかの名作我孫子武丸「殺戮に至る病」を彷彿とさせるタイトルから題名買い。この作者の他小説は読んでいません。
結論的にはハズレでした。
まず主要キャラに魅力がない。
獄中からFラン大学生主人公を操る、世界中に実在した連続殺人犯を切り貼りして再構築したようなテンプレ的元被虐待児童高IQ(脳損傷アリ)イケメンサイコパス猟奇殺人犯なのですが美形であるという以外特に魅力がないのです。
逆に装飾過多なわりにイカれ具合が定型すぎて逆にさめます。
主人公が今どきの陰キャ学生で良キャラだっただけに尚更印象に残らないし「羊たちの沈黙」レクター博士のようなインパクトは皆無でした。
次に盛り上がりのないストーリー。
「今どきシリアルキラーネタなんて何周遅れ？そんな20年ほど前にあった羊たちの沈黙でクリミナルマインドな内容がわざわざ小説になるわけない、きっとどんでん返しが待っている！」とワクワクしながら読みましたが三流アメドラに始まり三流アメドラのまま終わりました。
「死に至る病」のように被害者たちの絶望に焦点を当てるわけではなく、「殺戮に至る病」のように猟奇殺人鬼の心情や犯行がつぶさに書き綴られているわけでもない。
衝撃的な殺人鬼や犯行のウワバミだけをすくったようなエンタメ作品、特にケビン・ベーコン主演の「ザ・フォロイング」にそっくり。
かといってそんな作品のようにあちこちへスリル満点の捜査へ出かけたりカーアクションやら犯人との格闘やらとエンタメに振り切ることもなく、主人公が親のスネかじり金なし陰キャ大学生なので「人に会って話聞く→時間進む→会って聞く→時間進む→会う→進む…」という「ベストキッド」ミヤギさんのコーチングのような超シンプルな進行パターン。
文章もちょこちょこ気になることがあり、42歳の天才高IQの中年が他者の人となりを表す際に「こじらせてる」だとか、便所飯やゲームに課金するような今どきの男子大学生なのに「映画をレンタル」だとか細かい言葉選びが気になりました。
ただ、物語の先を読みたいと思わせる筆力や読みやすさ、また、シリアルキラーネタでは328回は耳目に触れて食傷気味のニーチェ「深淵を覗く時…」がなかった点は良かったので星加算しました。 - このレビューのURL
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