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2024-01-27
- 野村芳太郎監督を知る渾身の一冊
- 松竹の監督であり蒲田撮影所長でもあった野村芳亭を父に持つ野村芳太郎が、日本映画の名作『砂の器』を撮るまで何故有名になれなかったのかという疑問を持った著者が、野村芳太郎と松竹の歴史を詳しく調べ、松竹城戸四郎社長との映画に対する考えの違いから芸術映画を撮る力を持ちながら娯楽映画ばかり撮らされたが、それに耐え、松竹を愛し続け、名匠となった野村芳太郎の私論を書き上げた。
この野村芳太郎の生き方は、サラリーマン人生においても通ずるものがある。
また、野村芳太郎が、黒澤明監督の助監督を努めたこと、脚本家橋本忍の大きな支援があったこと、山田洋次を大監督に岩下志麻を一流女優に育てたことにも驚かされた。 - このレビューのURL
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