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レビュー
5
2008-12-25
- 商品の使いみち:実用品・普段使い
- 商品を使う人:自分用
- 購入した回数:リピート
- 「あの世」は「どこ」って問いが衝撃。。。
- これまで「あの世」「神」って、かけ離れたレベルの高い全知全能のイメージでした。「あの世」は上の方とかあいまいにしか考えなかったし、ましてやそんな話題は日常ではタブーです。
インタビューされた山川さんは、たくさんの著作がある作家でありロックンローラーでもあり、さらに「ヘミシンク」についての本も出されて、とても間口が広い方だと思います。森田さんは「ヘミシンク」「生まれ変わりの村」その他たくさんの実体験の調査をされた中から今考えているコトがぎゅうっと詰まった本だと思いました。どっちがどっちにインタビューしてるのか吹っ飛ぶくらい熱い対談です。そこに阿部さん（担当編集者）の突っ込みは、自分を重ねて（失礼かもですが）読みました。
私はヘミシンクや退行催眠を知って「あの世」ってそうなんだと決め込んでたし、精神世界や生き方本がすごく染みこんでると思います。初めてちゃんと「あの世」や「神」を考えたと思います。例えば「東京」が「ここ」にあると思ったらとてもリアルに感じるように、「あの世」を「どこ」って問う対談から「あの世」を初めてリアルに考えてるなぁって。「神」も「あの世」もただ決めつけてたなって。ちゃんと考えたつもりで、実は自分が安心する「答え」が欲しかったのかもと。「魂を磨けばいい」としたら、そうすることで救われたい思いが強い自分を思いました。
「問い」と「願い」は違うのですか？ときく場面で、「願い」は一方通行で終わりなんだと。私は無視されるのはものすごく絶えられないと思うけど「どうか○○なように」「あの世から見守っていて」と一方的に無視し続けてたと思います。 「あなたはどうですか？」って聞かれた時すごく嬉しいのは、無視されてないしあなたこと知りたいと感じるからかもしれない。「ねえ、どう？」て問われたい神って、私たちを「知りたい」と見つめてるのかもしれないし。
これまでの情報も価値観も常識も否定するでも、一方的な答えで終わらせるでもなく、全部ひっくるめてとことん引かない対談で、頭はひっくり返り続けました。あとがきで亡くなった愛犬宛の手紙を読んでじーんときたけれど、私も亡くなった大切な人に何かできるって。急に「あの世」が「手紙が届くところ」になりました。生き方も考え方も何も押しつけられなくて、問いかけあう対談で、読み終えて頭の中がすっぽーんって抜けたようなすごい衝撃を感じてます。
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