やんやん5553さんのトラベルレビュー

夏場に扇風機しか無い部屋で驚いたけれど、夜には納得。北の島は日が暮れると肌寒い。クーラーの冷たい風が無い中で、身体はかえって楽で、ぐっすり眠れました。
夕食は美味しかった。刺身の他に、バフンウニがたっぷり。ズワイガニのあし、ホタテバター焼、天ぷら、ホッケ煮魚、あんがいうまかったのが小鉢のモズク(シャキシャキ歯ごたえあり)。お腹いっぱい。
朝食のイクラはよそい放題で、シャケの切り身をほぐして、親子丼でいただきました。
実に大したものでした。

隣の部屋の人のいびきまでよく聞こえるような寝床で、布団は薄く、一晩寝たら背中が痛くなる。ビールが飲みたくても、宿にも、町全体にも自動販売機すら無い。ラグジュアリー感を求めて行くなら、この旅館は評価不能ということになるだろう。食事は、派手さは無い。しかし、刺身の甘海老の、頭の殻の中までシャッキシャキだったり、アオリイカの甘みとサクサク感は、都会の多くの高級な食べ物屋さんを凌駕している。能登米の、水分多めの甘い飯とともに、そういう秀逸な魚を食べたい人は、ぜひ行くべき宿である。東京モノなので、昆布系のやさしすぎる出汁の味噌汁には（能登あるいは関西全般の話）物足りなさを感じるが、例えば、朝の手作りのところてんの澄明さなど、とにかく食べ物の「味」は素晴らしい。大きなホテルのコース料理は、安定感抜群だし、それはそれでよいのだが、何か画一的なマスプロダクト感に飽きた人には強くお勧めしたい。たぶん、ハンバーグは出ないから、子供さんには難しい宿かもしれない。「まれ」の舞台で、撮影もやってましたよ。おかみさんの”ほっ”とする感じには、すべてのネガティブ要素を殺してしまうような好感度を感じる。

窓から見下ろす三河湾は、波静かで、雄大で、いくつもの島影がのぞまれて、言うことなしでした。気候も良かったし。
食事はほんとにゴージャス。40過ぎの夫婦モノには食べ切れない量でした。晩は赤だしで具はおばけ。これはなかなか東京では味わえないものです。朝は合わせ味噌のアサリ。これも味がありました。宿泊日が連休の谷間の30日だったので、（当然、私たちは会社休みました。）大きな風呂には他にほとんど客も無く、快適でした。潮干狩りが良いみたいですが、私たちは岡崎城のほうに行きたかったので、今回はパスしました。また来たい宿です。
スタッフの方たちのサービスもいやみ無くて良かったです。

はじめて泊まりました。夕方５時。最上階のお風呂から浜名湖を眺めると、まさに夕日が湖のむこうに沈んでいくところに遭遇。感動を誘う光景でした。お部屋からの湖の眺めもＧＯＯＤ！食事はボリューミー。当方は、４０過ぎの夫婦者なので、食事内容については、もう少し品数が少なくて、量も少なくていいので、もっともっと”地”のモノにこだわってくれた方がうれしいのですが、でも、ぜんぜん不満は無いです。舘山寺は、東京ではあまり注目されていない観光スポットのように思いますが（静岡と言えばほとんどが伊豆半島のガイドばかりで、「舘山寺」というワードはあまり書店の観光ガイドコーナーでも見かけませんよね。）浜名湖の美しい景色とこのホテルのサービスは、もう一度この地を訪れさせたくなる、何ものかがあります。