mokkun8653 (40代/男性)
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評価 3.00
投稿日:2011年08月28日
事前に地図を見て、軽井沢の駅から歩いて行けるものと高をくくっていたのですが、駅前の観光案内のおばちゃんに尋ねると即座に「無理!」のひとこと。
結局40分ほど待って、巡回バスに乗り「軽井沢中学校前」で下車。そこから宵闇の森を足を竦ませながら更に15分ほど歩くとようやく「しなのや」の看板が見えました。
さあ着いたと思ったら、入り口が開かない。よく見ると「ただいま外出中」のボードが。そう言われても伝えてあったチェックイン予定時間の5分前。途方に暮れ泣きそうになりながらボードにあった携帯番号に電話してみると「ああ、すいませ〜ん」の声。おっとり刀で中から出てきたのは何とも人の良さそうなご主人でした。
案内された部屋はひとりで泊まるには充分すぎるほど広いもので、畳部屋ですから存分にくつろぐことができました。破れた障子や汚れたふすまは「そういうもの」だと思えば大して気にはなりません。ただ、窓から見える景色が隣の合宿所か何かのベランダに干された洗濯物というのははなはだ興趣をそぐもので残念。
この旅館の良さは、なんと言っても貸切のお風呂でしょう。入り口の札を入浴中に代えて、つっかえ棒を鍵代わりに戸を閉じれば貸切風呂の完成。ひとりで入るにはもったいないくらいの大浴場で、湯船も泳げるくらいの広さ。実際、泳ぎました。
部屋にクーラーがないようでしたので扇風機ですごしたのですが、それも一興。軽井沢の夏ですからそれほど問題はありません。広い畳部屋に横になって、のんびりと本を読みながら一夜をすごさせてもらいました。
小奇麗なビジネスホテルなどと比べて不満を挙げればいくらでもでてくるわけですが、こういうものと割り切って泊まればお風呂も広いですし、それなりに寛げる、前の方もコメントされていたように「味のある旅館」ではないでしょうか。
いつかまた伺いたいと思います。よい思い出をありがとうございました。
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