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レビュー
3
2011-10-31
- 商品の使いみち:実用品・普段使い
- 商品を使う人:自分用
- 購入した回数:リピート
- タイムマネジメントのために
- 本書掲載の問題がひととおりすべてのレベルで解けるようになれば、990は夢ではないと思う。別にいくつか取りこぼしたって990は取れるから、全問できるようになる必要もない。本試験もやたら易しい問題からそこそこ聞き取りにくい問題まで揃っているが、それは本書付録CD-ROMのリスニングでカバーできる。問題の全体的な程度は本試験と同程度。
ただ、本試験では易しい問題と聞き取りにくい問題がランダムで出題されるので、易しい問題から徐々にレベルアップしていくリスニングに慣れてしまうと、本試験で案外苦労するかも知れない。
普通、日本で英語を勉強されている方々はアメリカ英語を聞き慣れていて、あとは環境によってその他の英語も聞くという感じだと思うので（自分は英語圏で生活していたが、基本的にその国独自の訛りのあるイギリス英語を使っていて、テレビや映画、音楽等でアメリカ英語にも触れるという程度だった）、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアと発音を分けられても困惑すると思うが、本試験にそんなに訛った英語が出題されるはずもなく、従って受験に関してだけ言えば特に意識する必要はまずない。
本書付録のCD-ROMでも、正直あのクイーンズやオージーの「どうしたらいいんだ？」的な英語はまず出てこないが、本試験でもそんなの出てこないので問題ない。
押さえるべきは各国の発音の違いではなく、あくまでもタイムマネジメント。
そういう意味で、レベル別に問題を並べた本書の構成は若干問題だと思う。むしろ990を標榜するのであれば、レベルをごっちゃ混ぜにしたCD-ROMをつけて欲しかった。
ちなみに、全部聞こえる必要はまったくない。日本語でも案外あんまり聞いてないんだけど正しい会話が成立するように、キーポイントになる部分が聞こえていれば、あとは何もわからなくて構わない。そういう割り切った練習をするには、本試験とそう全体的なレベルも違わない本書は悪い本ではない。
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