初代創業者からの継承と新たな顧客層開拓という責務が課せられそのご苦労はいかばかりかとお察し致します。そんな斬新な試みが、時代の流れと相まってWEBショップ展開となったのでしょう。おかげさまで、地方在住の愛好家には重宝するシステムと言えますし、新規のユーザーにとっても身近に感じられることと思います。
けれども新旧問わず利用客を一番に考えていたなら今回の初セールの試みに関連した騒動はおこらなかったのではないかと私は思います。整理券の枚数、配布方法や期間、曜日や時間、限定数制限制度等、例えば事前にアンケート等を実施した上で、社内会議等で建設的かつある程度の公平感のあるような企画を練り上げてから実施に漕ぎ着けたら良かったのではないでしょうか?
手厳しい言葉(コメント)の数々は、それでもまだ、濱野さんへの声として「是非聴いて欲しい」と好意的な方々が表明して下さってるはずです。一番恐いことは、声さえあげずに怒り心頭で黙って去っていく方々です。その辺りを強く謙虚かつ真摯に受け止め、自覚・認識して心新たにして頂きたく思います。
価格的に簡単・気軽に誰もが手に出来るラインナップではないと思います。それだけに、色々な背景を持つ濱野ブランドの1品を手にしたいと願う人々に、公平で誠実、堅実であって欲しいと切に願っています。
また、利用客だけでなく、どんな苦労にも弱音を吐かず、濱野一筋に頑張って下さっている地道で有能な職人さんたちもいらっしゃると思います。そういう方々のためにも後ろめたさのない清廉潔白なお店であって下さい。
老舗とは、それらの全てを満たしているのではないでしょうか?
よからぬ推論も、不信感不満足感の中から生まれるものです。いつになったら、私たちは安心できるのでしょうか?
楽天だけに非があるような言い訳的な一文では、顰蹙を買った原因が己達にあることを自覚していない証拠のように思えて返って人々の感情を逆撫でする結果になってしまいます。謝罪すべきはまず、言い訳抜きに謝罪して頂きたいものです。そこからですよね、信頼の回復が出来るか否かは。
辛口の数々を申し上げましたが、今後も先代の業績や名に恥じぬ老舗魂を忘れないで頑張って頂きたいと願います。