届いた瞬間、何かが“仕込まれている”気がした。
梱包は無駄がなく、過不足もない。けれど、どこか整いすぎていて妙に印象に残る。
発送は早かった。にもかかわらず、「待たされた感」があったのはなぜだろう。
もしかすると、こちらの準備が整うのを見計らっていたのかもしれない——そんな錯覚。
全体としてスムーズで、冷たいわけでも過剰な温もりがあるわけでもない。
ただ確かに、“何か”がある。
それが意図されたものなのか、偶然なのかはわからないけれど、
もう一度、何か頼んでみたくなるような余韻があった。