Rhino-masterさんの商品レビュー

コスパ・性能・運用面に優れた液タブ

結論から言うと、コスパ・性能・運用面で大変満足できる液タブです。
趣味でイラストを描く方や3DCGのためのスケッチ用として、非常に良い製品だと思います。
板タブで思い通りの位置に描きにくいストレスから液タブ購入に踏み切りましたが、これは大正解でした。
「板タブでも使っているうちに慣れる」と言われる方がいますが、慣れるまで時間がかかるわけで、やはり液タブの方が直感的で思い通りの線が描けて、アンドゥの回数が激減することを実感できました。
使い心地については、作業領域をストレスなく使える21.5インチで、応答速度も速く、発色や描き心地も良いと感じます。視差についてはポインタを見て描くせいかほとんど気になりませんでした。
解像度もフルＨＤですが、21.5インチなのでドットの粗さは全く気になりません。
アンチグレアフィルムの上にもう1枚貼られていたプラスチック保護フィルムを付けたまま使用していますが、ペンによる微かな傷がつきまくる以外はペン先の減りが少なく描き心地も悪くありません。
Artist22 2ndにはショートカットキーがないため、左手デバイスは必須ですが、同社のAC19 Shortcut Remoteが非常に使いやすく相性が良いです。AC19は頻繁に使う機能を十分に割り当てできて、左腕が疲れにくいこと、そしてBluetoothでなくUSBの無線タイプである点も良いです。
これは私個人の環境ですが、XP-Pen製の板タブ・液タブ・左手デバイスが連携しやすいことにも満足しています。
元々、3DCG用に32インチ4K液晶モニタでの作業用に同社の板タブDeco Pro Mediumを使っていて、これも大変使い勝手が良く描き心地の良い製品でした。同じXP-Pen製なのでArtist22 2ndと左手デバイスのAC19と併せて、3つの機材を1つのドライバーで設定・運用できます。
さらに液タブと板タブが同時に使えますし、ペンも共通で使えるので持ち替える必要がありません。
職場で使っているWacomの1世代前の同サイズの液タブと比較しても性能に遜色はありません。コスパ的にはXP-Penの方が圧倒的に優れていると思います。
当初は21.5インチの液タブで高評価だったGAOMONのPD2200を検討していましたが、運用面を考えるとこちらにして良かったと思います。

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