S・Tちゃん (70代以上/男性)
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- 台北アセット [ 今野 敏 ]
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評価 3
投稿日:2023年12月29日
日本語訳
警視庁公安外事の倉島警部補は、台湾の警察で講義をするよう命じられ、西本とともに現地へ。任務を終えたところ、台湾の日本企業がサイバー攻撃を受け、さらに殺人事件。現地の警察との軋轢などを孕んで展開する。読みやすい文章は今野氏ならではだが、いささか調子よく物語が運びすぎるきらいがある。台湾華語をいちいち日本語に訳す面倒、また同じ話題が繰り返し出てくるなど……もしかしたら連載小説だった弊害か。説教じみているのも相変わらず。
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- きこえる [ 道尾 秀介 ]
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評価 3
投稿日:2023年12月25日
邪道?
ミステリー5篇。二次元コードを使って音声を聴くと、より謎が深く解ける、と言う意味では新しい小説と言っていいのか。如何にも道尾秀介氏らしいが、小説として正統なのか。チャレンジ精神は買うが、あくまでも活字で表現するのが物書きの王道ではないかとの不満は残る。活字人間は、アナログ人間……とは思いたくない。
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- 朝星夜星 [ 朝井 まかて ]
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評価 4
投稿日:2023年12月23日
西洋料理史
幕末。丈吉は長崎で洋食屋を開業。阿蘭陀船などに乗り込み修行した腕前。丈吉はやがて大阪に出て「自由亭」を開く。西洋の味、日本、また中国料理。そして所謂ホテルにも着手。世は明治へと移り陸奥宗光、岩崎弥太郎らも登場。下地として幕府が結んだ、諸外国との不平等条約の解決が盛り込まれている。壮大な物語で時代考証などリサーチも行き届いているが、その所為だろうか、ややゴツゴツと読みにくかった。
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評価 5
投稿日:2023年12月08日
名画
大会社で再開発機構に携わってきた歩(39)は、女性課長として文化施設、とりわけ映画に愛着を抱きながらも孤立し、退職してしまう。再就職したのは斜陽の映画雑誌社。が、ここでブログ製作に乗り出したことから奇跡と言っていい展開が待ち受ける。原田マハさんと言えばキャリアを生かした美術館小説などがあるが、映画も好きなんだなとしみじみ思わされる。よく観ているし眼力も大したもの。ただ団塊の世代としてはヌーベルバーグで青春時代を過ごしているだけに、やや違う気もする。文庫の解説ほどつまらない付録はないが、今回に限っては、片桐はいりさんのそれも秀逸。よって☆5。
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評価 4
投稿日:2023年12月02日
洒落た絵柄
花、犬、世界遺産、名画……このところ毎年、様々なカレンダーを選んでいる。一年間、書斎の壁に掛ける物だから飽きないのが一番。それでいて毎月、変化を楽しみたい。これまでも洒落た写真を求めてきたが2024年用は夜景だけにとりわけ美しさが際立つようだ。書き込みの出来るスペースが広いのも便利。
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- 本の虫二人抄 [ 古田一晴 ]
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評価 4
投稿日:2023年11月29日
悲喜劇
舞台は名古屋である。ちくさ正文館の名物店長・古田一晴氏と、風媒社編集長の劉永昇氏が、朝日新聞名古屋本社版に寄せたリレーコラムを1冊にまとめた。幅広く本を読んでいる二人ながら、それぞれに個性があり、また読書傾向も変化に富んでいて面白い。ただ、第一の功労者を挙げるなら、この企画を考え、紙面に載せた、佐藤雄二記者だろう。こうした文芸記者を、新聞社は定年退職させてはならない。とりわけて文芸や芸能記者に定年をもうけてはいけない。それにしても朝日新聞や風媒社から出版せず、ちくさ正文館も閉店してしまって書棚に並ばないのは、悲劇か喜劇か。
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評価 4
投稿日:2023年11月27日
ベッドか畳か
よく確認せず注文したが、ホテルスタイルと記されてある。ということはベッド向きに作られているのだろうか。我が家は畳に布団を敷いているのだが、さほど寝心地は悪くない。ベッドだったらもっと良いのか。となると畳用を探すべきだったかも。
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評価 3
投稿日:2023年11月27日
模様
ネットで検索して、真っ先に見つけた物を購入したのが白地。後から調べてみると結構、いろいろな柄があるらしい。早とちりと言われればそれまでだが、多くのサンプルを並べて紹介して欲しかった。
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評価 3
投稿日:2023年11月24日
悪口集
大阪・御堂筋沿いの超一等地の売買を巡り、大和ハウス工業との取引がもつれ結局、裁判にも敗れた秋山健太郎氏が、大成長を遂げている大和ハウスの暗部を曝した。書類を出さない、サインしない、金をなかなか払わないなど、大和ハウスの商法は確かにえげつない。勿論、それは著者を全面的に信用すればの話になる。というのは、エイシーエンタープライズという、これまた大きな企業のトップでありながら秋山氏は、高校の同級生だからと安易に信用し、企画を進めてしまったとしか考えられない部分が多いからだ。また、大和ハウスに何度も煮え湯を飲まされながら仕事を続けてきた。そうなると腹いせの悪口としか受け止められないことが幾つか出てきてしまう。本書により秋山氏と出版社が、名誉毀損で訴えられないかと余計な心配をしてしまう。
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- 記憶の歳時記 [ 村山 由佳 ]
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評価 4
投稿日:2023年11月20日
凄み
デビュー作の「天使」シリーズ、濡れ場で売った「ダブルファンタジー」ほか、そして伊藤野枝の評伝小説「風よ あらしよ」。様々な分野を物し、幅を広げている村山由佳さん。大ファンである。ただ、これまでエッセイは今一つという印象だったが本作は、出色。30年、書き続けてきた生き様、3人の男との暮らしぶり、はては母との確執がリアルに描かれていて、これは物書きの性、すごさなのだろうと思う。最後の掌編小説はなくてもいい気がする。
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- 花鳥籠 (悦文庫) [ 深志美由紀 ]
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評価 3
投稿日:2023年11月18日
文才少なからず
表題作は、平凡な主婦がバーチャルな性に溺れ、引きこもりの高校生にあしらわれてしまう物語。映画にもなったが、活字、映像それぞれに良い点があり甲乙つけがたい。筆力はなかなかのもので、読者を惹き付け、一気読みさせる力量もある。官能小説だけで無く直木賞くらいは狙える書き手と踏んだ。併載の「おれの繭子」は都合良く物語が展開しすぎ、二作を比べると☆4と2で、中間を取り3。
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- マリスアングル [ 誉田哲也 ]
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評価 3
投稿日:2023年11月06日
日本語の基本
防音壁の施された部屋に、朝陽新聞の創業家の御曹司が監禁され、やがてその犯人と目される男が殺される。御曹司は脱出するものの交通事故に遭い、意識不明。今回は警視庁の姫川玲子主任だけでなく、魚住久江という所轄に愛着を抱く女性刑事が絡む。その点、主役が二人居るようで、やや読者を混乱させる。また台詞に「なります言葉」が多かったり、敬語の使い方にも釈然としない点がある。作家は文章のプロフェッショナルなのだから、こうしたことにも配慮して欲しい。同時に、編集者や校閲担当者にも責任があると言わねばならない。それにしても誉田氏は、朝日新聞に恨みがあるのだろうか。
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評価 3
投稿日:2023年11月03日
コーチ稼業
WBC2023にコーチとして参加した城石憲之氏が、その体験を綴った。栗山英樹監督が時の人になり、著書も売れているようだから、何匹目かのどじょう狙いだろう。実際、監督ほど広い視野で見ているわけではないし書く範囲も狭い。重複する部分も少なくない。注目するとすれば第五章。苦労してNPB界に居続ける人だけに「何故、コーチとして重宝がられるか」と暗に語っていることだろう。押しつけてはいけないのが、今のコーチの在り方なのだ、と。
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- オール・ノット [ 柚木 麻子 ]
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評価 3
投稿日:2023年10月23日
人物描写に難
奨学金を受けながら学校生活と、バイトに明け暮れる真央が主人公。以前は良い育ちだった山戸四葉と出会い宝石箱を託される。シスターフッド即ち女性同士の連帯を書いているのだが、突っ込み不足は否めない。そもそも登場人物それぞれの「人間」が描けていないし、文章がゴツゴツしていて読みづらい。柚木麻子氏の作品は比較的好きだが、今回はアテが外れた。「ナイルバーチの女子会」を越える作品が、なかなか出てこないのが残念。
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- 続 窓ぎわのトットちゃん [ 黒柳 徹子 ]
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評価 4
投稿日:2023年10月19日
テレビ草創期の拙文
好評だった同名作の42年ぶりの続編。黒柳徹子ことトットの疎開から始まり演劇の勉強のためNYに旅立つまでが描かれている。NHKの研究生になったあたりから面白くなるが、逆に、それ以前つまり疎開の話は、さほど触れなくても良かろう。戦争の悲惨さを伝えるなら他の方法があるし、むしろ恵まれた疎開だったようにも思う。テレビの草創期も散々書き尽くされている。エッセイストの肩書きを持つ割に、文章はイマイチ。幼い。
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