随喜の涙さんの商品レビュー

調理台とシンクをより広く使うための味方に

一人暮らし50代男性です。キッチンを含めたリフォームを機に購入しました。料理嫌いではありません。購入を決断したのは、調理台と近長方形のシンクをより広く使いたいという予ての願望があり、【キッチンを広く使う】のキャッチフレーズどおり、本品はそれを手助けする強い味方になると思えたからです。清潔感のある色、洗練されたデザイン、コンパクトな形状も購入を後押ししました。シンプルですが、見て触れて、つくりの丁寧さを感じることができます。
ただ残念なことに拙宅シンクとの相性は今一つでした。【ドレーナー】にストッパーがないため外れやすいのと、シンクのカーブが【ドレーナー】サイドに幅約5cmの利用しにくい空間をつくってしまいました（【カトラリーケース】を外付けにすると、無駄な空間が減りますが、シンクの内外双方での使用を前提にすると力の要る着脱は改善の余地ありです）。指摘の多かった「かご抜け」は、食器の素材や形状、表面の仕上げ方法に気を配りながら慎重に扱うことで対処できそうです。
次は販売にも関わる内容です。取扱説明や注意書きの類は梱包用ダンボール側面や【カトラリーポケット】を入れたビニール小袋、インターネットの当該商品サイト上に見られますが、表示の位置・方法にはさらなる気配りが必要と感じます。文字数制限の関係から詳述はできませんが、【ケース】の底裏面にも使用素材、性質（耐熱、耐冷温度、理化学的特長等）等の刻印表示がほしいこと、「かご抜け」の注意喚起には印刷紙片も添えたいこと、万国でほぼ共通と思われる乳幼児の窒息事故防止に関する注意喚起は販売国の母国語併記が望まれること（【カトラリーポケット】のビニール小袋）、些細なことでは誤字の校正洩れ（ダンボール貼付のシール：【淵】→縁）、・・・。
この製品の洗練された美しいイメージを活かし、【ドレーナー】のストッパー設置、「かご抜け」対策、【カトラリーポケット】の無理のない着脱を叶えるべく軽微な形状変更を施し、前出のような諸点に対する配慮も加えて、よりユーザー視点に立った信頼度の高い実用品へと昇華させてほしいです。

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