れと朗さんの商品レビュー

取り敢えずコレを聴こう！

恐らく、2008年にリリースされた紙ジャケ・リマスターと同じ内容と思われるSHM-CD（音質はクリアーで立体的、GOOD!!）。ちゃんとした日本語のライナー・ノートがあるのは本当に有難い。
前身バンドは１９６０年代前期から結成され、活動歴が長い割りにコレ！といったヒット曲もなく、メンバーも流動的でイマイチ掴み辛いSPOOKY TOOTH 。そんな彼等が当時英国に迫り来るあった米国黒人音楽（ブルーズ、ゴスペル、ソウル etc.）を英国特有の湿り気でブレンドしたヘヴィー・ロックの名盤。
因みに、この手のアルバムでボートラというと過去の名作の『起承転結』を壊しかねないのだけれど、THE BAND/THE WEIGHTや、アルバート・キングのOH! PRETTY WOMAN(ゲイリー・ムーアもカヴァー）といった米国黒人音楽がモロに出ていて興味深い。なんせ本家より黒っぽく歌っていて、サイコー！！。これ等の楽曲がこのバンドの指向、嗜好そして志向を、より現している気がします。

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ちょっとマシ。。。

STEELER、ALCATRAZZ時代から王者を聴き続けている四十路のリスナーです。
徒然なるままにダラダラとCD容量一杯に楽曲を収録した前々作の『RERENTLESS』。
全ての楽器を自身で演奏した故にドラムスがヘボい打ち込みで台無しにした前作『SPELLBOUND』。
以上の反省からか、専任ドラマーとキーボーディストを迎えて制作されたアルバム。
ジミヘン寄りのブルーズっぽい楽曲を排除し、ネオクラ路線を明確にした故にアルバムの方向性がハッキリしていて、全11曲45分弱が飽きずに聴き通せた。しかし、これは近作より『幾分マシ』、というだけで『傑作』ではナイ。
『ヒーロー不在』と謂われた80、90年代に登場した天才にもう一度花を咲かせて欲しい！という期待を込めて星３に。

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