xueren (50代/男性)
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評価 1
投稿日:2007年09月11日
なんで、読んじゃったんだろう……
というか、なんで出したの?
まぁ、最初からネタのつもりで買ったから、ダメージはなし(笑)
もっと使いようがあるSFガジェットの全てが、ロマンスのためだけに用意されている構成はある意味面白かったけどね。
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評価 4
投稿日:2007年09月11日
なんと言うんだろう。
あらすじを書くと、魅力が漏れそう。
魅力と言っても、物凄いことは起きないんだけど。
作者の分身らしき主人公や友人たちは、ちょっと社会の底辺風の生活。でも、決して卑屈にも、逆に頑張ろうとも思わず、その生活に満足して暮らしている。異様な出来事が起きても、いつもの生活。
かなりダメなんだけど、あまりにも淡々と日常に着地するんで、ラストで思わず笑っちゃう。「そんなんでいいの!?」って感じ。
何かに似てると思ったら『ナポレオン・ダイナマイト』か。あの愛すべきダメさ加減。
みんないいんだよなぁ。
変な小説好きにはオススメの一冊。
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- 今日の早川さん [ Coco ]
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評価 5
投稿日:2007年09月11日
後半、キャラ主導のエピソードが増えてきちゃう気もするけど、メインになっている書痴ネタのエピソードは、容易に自分におきかえ可能でニヤニヤしっぱなし。でも、『浴槽で発見された手記』は出しすぎだよ(笑)俺でも……もにゃもにゃ。
なんで、オタクは歪んだ優越感とか、敵を作りたがるんだろうなぁ。まぁ、改められませんが。
書籍化するにあたっては、かなり描き直されたようで、ひじょうにシャープになっています。
そして、驚愕のラストの描き下ろし。
ああ、あれは、並行世界の出来事に違いない。そうに違いない……
最初に戻りますが、SF者、古本者には是非オススメ!
それ以外には、う〜ん(笑)
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評価 2
投稿日:2007年09月08日
タニス・リーはあんまり好きじゃないんだけど(数も読んでないけど)、奇想コレクションから出たということで、読むにはいい機会。
う〜ん……
やはり、苦手……
お耽美な趣味がどうも受け付けない。女の我がままだけで進む話ばかりで、それも趣味じゃないなぁ(これがダメだとリーは致命的か)。
それに、『アラビアン・ナイト』がルーツと言われているように、あくまで伝説、昔話的な定型を取っていて、嫌いではないんだけど、変な話・奇妙な話を期待していると、その辺がちょっと退屈。
そんな中で、そこそこ気に入ったのは、「別離」・「悪魔の薔薇」・「美女は野獣」
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評価 3
投稿日:2007年09月07日
今から40年近く前(!)に刊行された『世界SF全集』。
その月報に寄せられたエッセイ、全105篇の中から34篇を収録。
『2001年宇宙の旅』が1968年公開、アポロの月面着陸が69年、とSF熱が高まってきた時期なのかな?
それを反映してなのか、かなり熱く、明るい展望的なエッセイが多い。
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評価 4
投稿日:2007年09月06日
S-Fマガジンで連載していたコラムの増補単行本化。
題名のとおり、SF奇書を紹介した本。出版事情の傾向もある程度透かし見えて面白い。自費出版は本当に増えてるのね。
ほとんど日本人の作品で、全く守備範囲外なんだけど、それでも、この手の古本情報を見せつけられると、何やらもやもやと蒐集熱が高まってくるのが古本者のサガ。
海外作品の紹介は少なく、けっこう持ってるものが多かった。個人的には『SF万国博覧会』の方が座右の書。
人から探し物を頼まれると、興味がなかったのに自分もそれを欲しくなってしまうというのは、鹿島茂の文章にも出てきたな。これは全く同感で、元々欲しがってた人間より先に見つけて悦に浸るだけで読まないんだよね。本当に古本オタクは人間としてダメです(笑)
作品の紹介より、それを見つけたときの喜び、経緯、落胆についての方が面白い……という説明に首肯された方には是非オススメ。
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評価 3
投稿日:2007年09月04日
SFミステリなんだけど、魂自体の科学的説明の印象が薄いから個人的にはファンタジーのような感触を受けた。でも、テクノロジーによる自我の探求、3部以降の展開は現代SFか。あちこちに配置された謎の解明は、ミステリ的にはたぶんアウト(笑)。SF的にはOKだけどね。
未来社会の様子がかなり細かく描写されていて、それだけでもかなり楽しめた。本人も楽しんで書いてる感じだなぁ。ちなみに、ハヤカワ・ショボウはかなり大企業になっているようです(笑)
分身してるんで、同時に、しかも全く違う行動をしている一人称。それぞれが様々な体験をし、さらに別段階になった自我、新たな地平も現れてきて、かなりてんこ盛りなんだけど、全てを絞りきるように1点に収束していく様はさすが。
固いイメージのブリン作品だけど、これはリーダビリティもよく、厚めの2冊でもさくさく読めた。
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評価 3
投稿日:2007年09月04日
SFミステリなんだけど、魂自体の科学的説明の印象が薄いから個人的にはファンタジーのような感触を受けた。でも、テクノロジーによる自我の探求、3部以降の展開は現代SFか。あちこちに配置された謎の解明は、ミステリ的にはたぶんアウト(笑)。SF的にはOKだけどね。
未来社会の様子がかなり細かく描写されていて、それだけでもかなり楽しめた。本人も楽しんで書いてる感じだなぁ。ちなみに、ハヤカワ・ショボウはかなり大企業になっているようです(笑)
分身してるんで、同時に、しかも全く違う行動をしている一人称。それぞれが様々な体験をし、さらに別段階になった自我、新たな地平も現れてきて、かなりてんこ盛りなんだけど、全てを絞りきるように1点に収束していく様はさすが。
固いイメージのブリン作品だけど、これはリーダビリティもよく、厚めの2冊でもさくさく読めた。
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評価 4
投稿日:2007年08月02日
ケリー・リンク第二短編集。
半分くらい既読。でも、再読して、やっと味わえてくるんだよな〜。
それでも、「よくわからないんだけどね」というのがケリー・リンクの感想の枕詞(笑)
『スペシャリストの帽子』よりはわかりやすくオススメ。
個人的お気に入りは「ザ・ホルトラク」「大砲」「石の動物」「しばしの沈黙」
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評価 3
投稿日:2007年08月02日
ティプトリー・ジュニアの長篇は初めて。いつもの数倍の長さだけに、ネタも数多く盛り込まれている。ミステリタッチで描かれていて、伏線やガジェットもしっかり収拾。前半と後半とでがらっと物語の雰囲気が一変、始まりと終わりでかなり全く味わいが異なる。
でも、かなり普通のSF。異星人の生殖とかはティプトリーっぽいんだけど、特にセンセーショナルなものはない(それを求めるのも違うけど)。個人的には、やはり3つの短篇とかの方がさらに収まりが良かったような気がする……。
ただ、〈殺された星〉が通り過ぎた後の世界の見え方のもの悲しさ、後半のコーリーとティプトリーの姿が重なって見えるのが印象に残っている。
1人が参考になったと回答
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評価 3
投稿日:2007年07月23日
時間・空間・視点が常に変わる文章も多少は慣れた。
ヨグ=ソトートも、ツァトゥグアも、ロイガーも、ショゴスも、みんなイルミナティに関係あります(笑)。邪神のこういう安っぽい使い方は大好き。
イルミナティとハグバード、どちらが悪なのか? 陰謀だらけで、どこまでが、誰が真実なのか、この時点ではまだ判断がつかない。それとも、嘘を装った加入儀礼なのか? まぁ、陰謀史観全開小説なんで、どっちでもいいや(笑)
個人的にはかなり楽しい小説。ラストが楽しみ。どう収束するのか? それとも拡散?
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- 本泥棒 [ マークース・ズーサック ]
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評価 3
投稿日:2007年07月15日
ソフトカバーだったんで、おや?と思ったら、YA小説だったのね。毎回言ってるように、ハヤカワのソフトカバーはハズレが圧倒的に多いんだけど、これはアタリ。
その題名から予想していたのとは、だいぶ違ったんだけどね。
語り手は死神で、冒頭から悲劇的なラストの結末を明かすんだけど、それをわかっていても、涙腺やられました。
本と言葉が持つ力は、まさに魔法。それは希望にも絶望にもなりえて、その素晴らしさは余すことなく描かれている。悲惨な話のはずなんだけど、なぜかあまりそれを感じさせず。よかったです。
ちなみに、『アンネの日記』+『スローターハウス5』と評されたそうだけど、両方とも読んだことないんでなんとも言えず……。なんとなくわかるけど。
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評価 2
投稿日:2007年07月10日
今度公開される『ルネッサンス』の原作……かと思ったら、コミカライズなのね。と言うか、フィルムコミック。
ああいう絵柄だから、全く違和感ないんだけど、これはいらなかったなぁ。 そんなわけで、内容と関係なく、★は少なめ。
気になってる人は、売り切れないだろうし、映画見てからでも遅くないです。
もしくは、行く予定のない人が一応買うか。
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評価 3
投稿日:2007年07月06日
狂騒、猥雑、濃密、圧倒的。
それでいながら、リーダビリティは決して悪くない。
凄いです。よく訳したよなぁ。
ページを開くことに意味があって、レビューよりも、まず手にとって欲しい。
ジャンル者なら必読でしょう。
ただ、面白かったからと言って、気に入るのとは別で、個人的にはこういう言語表現・実験的作品はちょっと苦手……
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評価 3
投稿日:2007年07月05日
あらすじはそそられたものの、気鋭のミュージシャンが描く! ていうのが、どうにも引っかかっていたんだけど……
色眼鏡の先入観はよくありませんな。
秘密の出自、非道な親戚、数奇な運命、大団円、とこの手の物語のパターンに即していて、ラストの予想つくものの、厚いながらも途中で飽きることもなかった。
ただ、展開的には普通だからこそ、主人公の“おとこおんな”状態をもっと前面に押し出して欲しかった。19世紀のカントリーハウスを舞台にした典型的な物語の上に、ドラァグクィーン的(そこまで行かなくても)な口髭とドレス姿の倒錯的な主人公を期待していたんだけど、ローズ自体は普通にいい子なんだよなぁ。放浪の旅の間のことは敢えて書いてないし(そこが読みたいのに!)。
と言いつつ、基本的にハッピーエンドが好きなんで、数奇な運命が収束していく謎解きは楽しめた。本そのものへの愛着も描かれているし。
また、物語に挿入されている歌詞とか詩はいつも読み飛ばしているんだけど、著者がミュージシャンと言うこともあるのか、バラッド自体が物語の重要な要素になっている。
個人的には、面白かったけど、もうちょいジャンクな下味が付いていたらなぁ、という感想。
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