日記は、自分に無縁だと思っていました。
ある日ビジネス本を読んでいたら、日記を書けば脳の記憶を良い思い出に上書きできると知りました。
半信半疑でしたが、思い立ったが吉日。
ほぼ日手帳を買いました。
もとよりズボラなので、毎日ではなく3日分まとめて書くことも。
それでも、日手帳を買う前より気分よく過ごせている気がします。良いことも、悪いことも、人目や意見を気にせず思いの丈を書けるからでしょうか。
時間に追われていても、日手帳を開くときは穏やかな気持ちになれます。そして、思いがけなくお気に入りポイントも発見。
その日の欄の下に、有名な方の言葉や面白いエピソードが書かれていました。3〜4行の短い分ですが、色んな人の人生が垣間見えます。手帳を買ったはずなのに、短編エッセイ集を読めて一石二鳥で得した気分。
日記は続かないと思っていた過去が、嘘みたいです。心が落ち着く贅沢な時間を、この日手帳が与えてくれました。
忙しい日常に、筆を取る幸せを。
たかが日記。されど日記。
良いですよ、ほぼ日手帳は。