ビーフシチューは好きで良く食べます。
今回このビーフシチューは、牛肉含め北海道産食材を使用しているというところに魅力を感じ注文しました。
メインの牛肉ですが、丁寧にトリミングしているためか、脂身が少なく赤身比率は高いです。肉の量も十分でお店提供のビーフシチューに引けをとりません。
レトルト食品では価格の問題で輸入牛を使用するところが多いですが、国産牛使用は大きな魅力です。
しかし煮込み時間が足りないのか、牛肉全体が硬く特にスジや皮など噛み切れない部分もありました。もう1時間ほど煮込むと肉の繊維がほぐれてお箸でも切れるほどの柔らかさになりますし、牛肉からのエキスがシチューソースに流れ出てまろやかさが増します。
その他の食材は説明文の通り、小さめのホール状玉ねぎが1個、素揚げした小さいジャガイモが半切れ、ニンジン2切れ、コーンがパラパラ。こちらは別茹でと思われるが良く煮込まれていて柔らかいです。
そして肝心のシチューソースですが、全体の印象として洋食屋のデミグラスソースというよりは総菜屋のシチューソースという印象です。
こちらも煮込み時間が短いのか、ワインを含め添加した調味料それぞれの角が立っているというか、苦み、辛み、甘みがのどに残ります。カレーやシチューなど煮込み料理は時間が味の決め手で、時間を掛けることでそれぞれの調味料や食材のエキスが融合していき、よりまろやかで芳醇な味わいになります。
せっかくの良質な食材をふんだんに使用しているので、より時間を掛けて味わいにこだわってほしいと願っています。