ロストチェリーの端正さに心を打たれました。表層の甘い香りとオークモスが絡み合うのがめちゃくちゃ良いです。アメリカンチェリー(?)の画像が宣材になっていますが、実際の香りは重く、新鮮さや若々しさには欠けます。そういうのを求めている方は踏みとどまったほうがいいと思います。
ビターピーチですが、ロストチェリーよりもずっと透明感があり、果物らしい華やかさもありました。季節や場面をそれほど選ばないと思います。また、「ビター」さもしっかりあり、大変洒落ています。しかしこのせいか若干チャラい印象も受けました。ディオールのソヴァージュをもっと甘めに寄せたような感じです。
フルーティ系は空中分解しがちな印象があるのですが、この2点はどちらもシャープで鮮やかで、すごくよかったです。高いだけのことはあるなと思いました。
また他の種類も試してみようと思います。