650g～699gを2つ購入して655ｇと671gでした。上振れする可能性はなさそうです。表記通りの重さなので問題はないのですがgで値段が変わる以上、下限に近いのは何となくガッカリしますね。g辺りの単価は安いのでコスパは良いのですが。 さて、肝心の商品について、最低14ヵ月以上熟成とはなっているんですが、非常に柔らかくなんだか若いハムのような気がします。ふにゃふにゃで生ハムというより生肉に近く切りにくいレベルですね。好みの問題かもしれませんが個人的にはもうちょっと熟成感があって固い方が好きです。 ただ、良質な生ハムの熟成の証であるアミノ酸（チロシン）の結晶はちゃんと見受けられました。9ヵ月熟成のハモンセラーノでも当該商品よりも熟成感があったので、単純に製法の違いなのかもしれません。味としては癖が少なく食べやすいのですがこれを物足りないと感じる人もいると思います。 可食部が100%というのは良い点だと思います。ミニ原木を買ってみて、周囲を削らないと食べられなかったという経験もありますが、こちらは原木というよりブロックと言った感じで全部無理なく食べられます。 また、同ショップ内で少し安い方のハモンセラーノブロックがあるのですが、何が違うのかというと無添加か否かという点です。こちらは保存料等は使われておらず原材料が豚肉と塩のみですが、安い方は添加物が使用されています。商品名に無添加と書いてあるのですが商品ページでは違いが分かりにくかったので、もう少し違いが分かりやすい様に工夫されると良いのかなと思いました。 冷蔵ではなく冷凍の商品なので、解凍方法が冷蔵庫なのか常温解凍なのか流水解凍なのか特に何も書いていなかったのが気になりました。無難に冷蔵庫で解凍しましたが、正解が分からないのは何だかモヤモヤします。変な紙を入れるくらいなら指定の解凍方法を書いた紙を入れてくれた方がよほど親切な気がします。 さて、総合して考えるとリピートはないかなと思いました。別に悪いところはないのですがさりとて特筆する程良いところもなく好みに合わなかったのと、確かにコスパは良いがそれにほぼ近い安さでもっと美味しいと思える生ハムも存在するからです。 何度も言っていますが生ハムは好みが分かれるものだと思っているので、一度お試しで買ってみるのは悪くないと思います。