黄瀬戸を購入。色が明るめなので期待してましたが、う－ん、カップの方についてはちょっと思った感じと違って軽い印象になってしまいました。もっとざらざらしたマットな質感だったらとっても気に入ったと思うのですが。同時購入した織部&茶、赤、黒に比べると黄瀬戸のカップは一番軽い感じで複雑な気持ち。ただし、このカップ&ソ－サ－セットのどれについても言えることですが、ソ－サ－の方はどれも大変厚みがあって存在感がすごいので、むしろ単品のお皿扱いで使った方がずっと価値ある使い方ができるのではないかと思います。なので、立派なお皿まで付いてこのお値段だと考えると、とってもお得な買い物をした気分になりました。カップはあくまで脇役と考えると、ホント、コスパの高さを実感できます。

織部&茶色のセットを購入。あまりない珍しい色の組み合わせが個性的でおしゃれです。このセットのソ－サ－はびっくりするほど厚みがあって、とてもセット価格で買えるような代物ではないです。お皿として独自に使ってもすごく素敵でしょうね。お皿のふちの所々に「技あり！」の故意のゆがみ部分があって、それが器の品格を押し上げてるような上質感を醸し出しています。カップはどちらかというと軽いさらっとした造りですが、むしろソ－サ－の重み存在感の方が上なので、まるで脇役が主役を喰ってしまったかのよう。こういう逆転現象も味があっていいですね。

赤を購入。なんか赤だけ写真によってやけに色が違ってたのでちょっと不安でしたが、確かに届いた物はいわゆるボルド－カラ－の暗めの赤茶色。ただし、この器、同時購入した他の色(黒、黄、織部)よりもずっと深みがあって、質感も他の色と違ってかなりざらざらのマットタイプ。他のセットはどちらかというと軽いライト感覚の仕上がりなのにこの赤だけが大変重厚感があって、さらにカップにもソ－サ－にも細かい鉄粉みたいなものがちりばめられている上にその鉄粉みたいなものがキラキラ光っているみたいな見えるとびきり手の込んだ造りなのです。どのセットを購入するか迷ったなら、おそらくはダントツで最も造りの凝ったこの赤のセットを購入するのが得策だと思いました。