種をテーマにしたという発想がまず素晴らしく、いただく前から心が躍りました。普段は脇役になりがちな種子という素材に光を当て、その滋味や香ばしさ、食感をジェラートという形で丁寧に引き出している点に、作り手の確かな哲学とこだわりを感じました。6種類それぞれに個性があり、一つひとつ味わうたびに新しい発見があって、最後まで飽きることなく愉しませていただきました。甘さの加減も上品で、素材本来の風味を邪魔しない繊細な仕上がりでした。京都ならではの美意識と、新しい食の探求心が見事に融合した、記憶に残るスイーツでした。