お金を出した割には当たり前のことが書かれていて、当たり前のことが当たり前ではないこの世の中なのであるが。つっこみどころは満載だが、大きな点は2点。まずは人口削減。筆者は抑制とかきれいな言葉を使っているが、世の中で実際起こっていることを考えると迂闊にもこういったことは言えまい。もう一点は江戸の里山、読者でこれを感心している人は多いけれども、これは筆者のオリジナルではないでしょう。槌田敦などがオリジナルで出典なりをきちんと示すべきだし。受け売りだから記述も不正確である。中世の里山が禿山だっったという(これは事実かどうか論議はあるが)記述も見られないし、安易な記述が目にあまる。SDGsを批判しているので仕方なく評価は4とはした。