古いCDラジオセットの出力を外部スピーカーで聴きたくて
このアンプを選びました。
製作自体は難しくはないのですが、一定の電子回路工作の経験が
ないと、つい簡単そうに見えてしまって、闇雲に部品を半田付けして
しまって間違ったりする可能性があります。
なんと言っても製作の手順書も解説書もないですから。
背の低い部品から順番に取り付けましょう。
電解コンデンサも大きさやピン間隔が様々ですから気をつけましょう。
一箇所に複数の種類の電解コンデンサを取り付けられるようにパターン
が印刷されている場所がいくつもありますので、迷うかもしれません。
オーディオアンプは電解コンデンサを付け替えて、好みの音質に変える
楽しみがあるのでこのような配慮がなされていますが、初心者には
難しいパターンだと思います。
入力部はRCAメス端子と3.5mmステレオジャックを変更できますが、
3.5のジャックに変えた場合は、専用ケースの穴が合いませんので、
そのための追加加工が必要です。注意しましょう。
また、スピーカー出力用の端子は、専用ケースを使う場合は、
4連の端子を使うことになります。ケースの外に飛び出るように
するためです。ここも注意が必要です。
仕上がりを考えれば専用ケースは必須ですね。
電源について、併売されている12V、3.5AスイッチングACアダプター
を使ってもいいですが、どうしてもスイッチングノイズが大きいため、
つなぐ機器によってはノイズも出てきてしまうので、別電源のほうが
いいと思います。
私は手持ちのトランス型ACアダプターがあったので、それを使いました。
(10.5V 600mA 品。問題なし。)
音はいいと思います。可もなく不可もなく、でしょうか。
電源オンオフができないので、スイッチ付きのボリュームだったら
便利ですが…。
手軽な自作とオーディオ遊びができて満足です。