最近の若者達は、キーボードで文字が打てない人が増えているという。確かに私の教え子でも、キーボードは全く使えず、スマホのフリック操作でバソコンに文字を入力していた。まあ、それは無理からぬことかもしれない。なぜならキーボードはローマ字入力が基本だからである。ところが、今の若者はローマ字が読めないし、書けない。ここに諸悪の根源があると、私は思う。小学校で英語教育を急ぐあまり、ローマ字教育が疎かにされてきた。そのため、自分の名前もローマ字で書けない若者が多いのが実態だ。
となれば、ローマ字入力ができないのは当然で、スマホをローマ字で入力している人はいない。勿論、彼らはひらがな入力である。その方が絶対的にスピードは速い。なのにキーボードはローマ字入力だから、彼らはキーボードを使えないのだ。日本語はひらがな言語であるから、かな入力が良いに決まっている。だから私はずっとかな入力で通してきた。ところが、かな入力に特化したキーボードはごく僅かで高価である。普通の安いキーボードだと濁点、半濁点、約物などがキーに書いてあっても入力できないことが多い。非常に不満を覚えていたのだが、このキーボードではほぼキーの表示通りの入力が出来て、ストレスが大幅に軽減した。大変ありがたいと思っている。勿論、日本語と英語の変換キーがうまく使えないことや、指に感じるタッチの感触がやや軽すぎる不満など、色々不満はあるが、かな入力がスムーズに出来たメリットは大きい。かな入力派には頼もしいツールとしてお勧めする。