ライブアライブ近未来編のキャラデザを担当された島本先生が創作した同人誌。
画は、ベテランのプロ漫画家であり、近未来編キャラを創り出してくれた方だけあって本当に上手い。
ラスボスの深い憎悪と悲しみ、主人公達の弱さと強さ、紙面いっぱいに描いた熱い演出。
作画に関しては、見どころが多く、熱意溢れる描き込みに何度も引き込まれそうになった。
しかし、気になった点もある。
まず、レイ・クウゴの言葉使い。
ゲームでは、レイは男勝りな話し方をしている。
本誌では一部、「やる時は、やるのよ」「……かしら」「勝てるの…?私達」と言うシーン。
この話し方には正直違和感が否めなかった。
ゲーム中のレイの強気な口調は、彼女の魅力の1つ。
それが欠けてしまい、女性らしさを強調されているようになっていて残念に思えた。
同人誌なので、描き手の独自の解釈・思いは自由だと考えている。
しかし、この先もし公式から書籍化されるのであれば、せめてレイの言葉使いは修正してほしいと願っている。