ダイビングから20年以上遠ざかっているので潜る事は無いと思いますが、オーバースペックな機械に食指が動きました。正面から見るとインデックスが殆ど見えず、ダイバーズウォッチなのにインデックスが見にくいのではないかと危惧しましたが、少し斜めからはくっきり見え驚きました。また、ダイアルが大きい分日付の数字も大きめではっきり読めます。機械式は精度が落ちますが、やはり、スイープセコンドは見ていて気持ちが良い。強いて言えば、ほぼ無音なので本当に機械式かと疑ってしまう程で、チッチッチと言う音があっても良いなと思ってしまいます。ベゼルは数字が無く、如何にもダイバーズと主張が強過ぎないのでビジネスでも違和感がありません。それはベルトにも言え、替えのメタルバンドが付いていますが、ラバーバンドの質感が良くてそのままにしています。スーツに合わせてもカジュアル過ぎないし、フィット感はメタルバンドより上です。何より、インデックスの12の代わりに0となっているのがデザイン上のポイントになっており、控えめに個性を主張している所です。同じダイバーズウォッチでもロレックスやパネライ、ブランパン、オメガのようにステータスシンボルでもなく、リセールバリューも高くないかも知れませんが、機械式時計好きとしてはデザインも含めて満足できる一本です。