冷蔵庫から出してカットし、ゆっくりと時間をかけて食べる。
チーズが常温になるにつれ、ゆっくりとトロけていく。
チーズの皮?から溢れる白いトロトロを箸でつまみ上げ、口に運ぶ。滑らかな舌触り。ミルクの香りが口いっぱいに広がる。
繊細なシルクのような滑らかさ。
これには当然、酒が必要だ。
ワインも良いが、酸のある軽めの山廃と合わせた。
中年手前の青年のような日本男児 山廃と、大人の階段を登り始めた透明感のあるフランス女子 ピエダングロア。
そんな出逢いを、金曜の夜にひっそりと愉しむ。
二人は見事に絡み合い、夜を愉しませてくれた。