トリュフを注文するなんて恐れ多い。高価な上、扱いが難しそうでプロでもない私がトリュフのポテンシャルを引き出せる料理の腕前があるとは思えない。しかし1000円以下で生トリュフが購入できるので迷わずポチり。いざ届くと、自宅にトリュフがある特別感たるものは、数日かけても食べきれない大量の殻付き生牡蠣や九絵が届いた時の興奮を思い出す。ピンポン球をオフロード仕様にしたようなその姿はまさにジュエリー。これはトリュフ塩でもトリュフオイルでもない、生のトリュフなのだ!!思わず口角が緩み、スマホで写真を撮る。
トリュフをスライサーで1mm厚にスライスすると、あらわになる魅惑の断面THEトリュフ!
30gという量もどの程度か見当もつかなかったが、2人で愉しんでも十分な量だった。色々な食べ方をしてわかったが、トリュフは合わない食材と合わせると香り立たないが、合う食材と合わせると数倍も香りが立つ。1+1=2ではなく10を超えるのだ。
この実験的な面白さは、手元にトリュフがないと試行錯誤することができない。
冷蔵庫から出したばかりのトリュフはさほど香らず、室温に戻ると香りが立つように感じた。
こだわった料理に当てるのもいいが、シンプルに贅沢に愉しむ。それは自宅での楽しみの醍醐味ではなかろうか。
「トリュフ=敷居が高い」を払拭するコスパとクオリティー。
次はパーティーの時に注文しようと思う。
飾りだけのトリュフを食べて、トリュフに疑問を持ってる人こそ試して欲しい。本物のトリュフはいろんな意味で別格ですよ!