普段商品レビューなど書かないのですが、久々うれしくなる商品です。 前回APO8x52IFを購入、初めて星空を覗いたときに”これはなんだと”あまりのクリアさに感動。そして今回朝の散歩のお供に野鳥観察のためにプリンスED6.5x３２を購入しました。最初首が痛くなるほど重いと思いましたのでたすき掛けにして解決。早朝暗いうちに南東の空に光り輝く"金星"を見てから、公園を一周すると空も明るくなって野鳥たちの声のするほうにプリンスEDを向けます。すると狙ったところにピタッと視界がはまりブレません、なんか目が楽しくなるというか鳥さんたちが一層可愛く見えます、それとなにより飛び立つところを追うことができるのが素晴らしいです。この重さが逆に功を奏してるのかもしれません。 もちろん夜望遠鏡の補佐として星空の確認にも活躍しています、これはもう地上と天界のお散歩に手放せません。 賞月観星さんありがとう。

zeiss双眼鏡ほど優れた双眼鏡と紹介されるのを見て気になって購入してみました。 Zeiss双眼鏡を使ったことがないのでよくわかりませんが、この双眼鏡で観測してみたときの感じはまるで10万円以上の高級双眼鏡を見るようにとても鮮明な画質に驚きました。 6.5倍という倍率は低すぎるのではないかと思いましたが、実際使ってみたら8倍以上の双眼鏡に比べてとても安定的で低い倍率の短所を挽回してくれました。 短所としては機械的な部分において高級双眼鏡のように丈夫ではないようです。 結論的に3万円以下では世界最高の双眼鏡ではないかと思います。

・画質の印象を一言で「大きく、見える何も変わらない」 賞月観星の購入を考えている方なら上記の意味を理解してくれると思います。目と対象物の間にガラスを挟んだ感じが無くて、視界の中に対象が近づいて来た様な感覚でした。 ・実視の印象 海に持ち出してみましたが、天候にも恵まれたこともあって、洋上の船の船体が水平線の下に隠れて、マスト等の上部だけが見え、地球の丸さを実感しました。 夜になって月をみればクレータの存在が明確に分かり、火星以外の星は点像、火星は明らかに恒星と異なる佇まいです。 深夜は、近くの線路の保線作業を観望しましたが、作業者の方々の洋服の色彩と質感が迫ってきました。 ・画質全般について 倍率は控えめの6.5倍ですが情報量が多いため、これまで所有していた8倍の双眼鏡より主観的に大きく見えました。（比較対象はケンコーミラージュ8×30（最初に買ったまともな双眼鏡）） 色収差について、目を凝らして電線や稜線を見ましたが、私の駄眼では見つけられません。 歪曲はほとんど目立ちません。強い光源を見てもゴーストは意識しませんでした。ただ、視界外に強い光源があると輝線が現れます。 総じて画質は非常に良いと思います（ライカやツァイス等の高級機は見た事もないレベルですが）。 ・外観その他 色は黒を選択しましたが、表面のラバーの質感は写真より良く、触感も悪くありません。心配していたピントリングは、スムーズで問題ありませんでした。 ・アクセサリー 対物レンズのキャップは内側に入れるタイプと外側から被せるタイプの2種類が入っていました！私は外側から被せるタイプを選択しました。ストラップも殊更凝ったところはありませんが質実剛健な作りで問題はありません。ストラップの端が面倒なのでニコン巻きにましたが、リングのサイズはニコン巻きしやすいサイズ（普通だとゆるゆる）でした。 ・些細な欠点 賞月観星のエンブレムが浮き上がっていました。エンブレム自体はエッチング？で作られ高級感があります。はがしてみるとラバー部分の窪みが少し小さい（バリがある）ようなので、カッターで削って接着剤で張り直しました。作業が終わってから、改めて見てみると、漢字のエンブレムもカッコイイと思いました。（自分で手を入れたことで愛着マシマシです。以上、長文失礼しました。）

当に欲しかったスペックの双眼鏡を、この性能・この価格で手に入れることができるとは思っていませんでした。持っている双眼鏡で比べると、Zeissに迫る像質＆性能（中心解像度・良像範囲・周辺像の崩れ方など）と感じました。日中の景色における色彩表現はZeissの方が鮮やかに感じます。色収差はプリンスの方がよく補正されています。 眼鏡をかけていても広い視野全体を見渡すことができて、楽しくいつまでも眺めていたくなりますが、少々重く感じるのだけは玉に瑕です。あと少しだけ軽くできるか、脇を締めて持てるような形状工夫があれば、より一層楽しめる双眼鏡になるのではないかと思います。 そうは言っても、現在の双眼鏡市場において低価格・高性能のベストパフォーマンスの一品です。

30ミリクラスの6倍程度の双眼鏡はLeupold社製や本邦ではヒノデさんのヒノデB+が出色の出来で、そこに幾つかのメーカーが参戦しましたが、そこに切り込んできたのが賞月観星さんのプリンスED6.5x32WPです。 この双眼鏡は口径の割りには重くて野暮ったいデザインですが、ひと目覗くとハッとするような美しい像が飛び込んできます。とにかく美しいです。いわゆる御三家と同じような見入ってしまうような、そんな像です。 光学的欠点はポロ式であるゆえの迷光だけです。フードが欲しくなります。 その他、大型プリズムによる重量も欠点の一つでしょう。 なんとしても持っておくべき双眼鏡だと思います。

上手く褒める言葉が出てきませんが、価格に対して非常に見え味の良い双眼鏡だと思います。 ハイアイポイントでメガネでも覗き易いです。 そのため目を接眼レンズに近付け過ぎるとかえって黒いちらつきが出たりするので目当て調整も活用した方が良いでしょう。

EDレンズという高性能レンズを使用しているためだと思いますが、色収差が少なく、見ていてとても気持ちが良いです。眼鏡を使用しても、周辺まで広い視野が得られるのも、私のような乱視のある方にもオススメです。天体観測だけでなく、日中の風景やスポーツ観戦にも活躍してくれてます。