昭和23年生まれ、同46年に就職で仙台を離れて早50年。河北新報のメルマガで刊行を知り、先日購入しました。コロナ禍で帰仙もままならない中、感慨深く拝見しました。
印象深かったのは「よったる」馬車と仙台駅です。肥え樽を積んだ馬車は、生まれ育った原ノ町本通りでは日常的な風景で、馬糞もたくさん落ちていましたね。進駐軍の皆さんは「Honey Bucket」と呼んでいたと、榴ヶ岡の仙台歴史民俗資料館の展示で見たことがあります。honey はハチミツではなく原義の「黄金色の」から来ているのでしょうね。
仙台駅の風景も懐かしく、東北の玄関口(今はあまりこんな表現は聞きませんが)に相応しい現在の姿になるまで長い年月を要したものだと、改めて思いました。
ジョージバトラーさんの「宮城1951」もネットでよく見ていますが、「仙台クロニクル」も各地に散っている仙台出身の友人たちに薦めたいと思います。
最後に、手で押さえなくても180度開く装丁も大変良いですね。有難うございました。