以下はAmazonにてもレビュー
この製品の売りは
1全国マスク工業会正会員であること
2ASTM-F2100準拠。アメリカでは「サージカルマスク(医療用マスク)」として認定されている事
3高機能メルトブローン不織布を使う事により、カケンテストセンターの試験によりBFE/PFE/VFEのいずれもが99%以上であることが証明されている事
これをまともに読むと、文句の付けどころのない良いマスクであると考えられる。
が、個人がマスクの性能を確認する事は難しいので、私はフィルター性能を左右する中間層(メルトブローン不織布)を切り出して、PEAKの×10倍のルーペを使って電灯にかざしながら光の透過を見る方法で確認している。
現在本品も含めて6種類のマスクを所有しているので、それらを全て比較してみた。
その結果、本品のメルトブロー不織布は、他に比べて著しく光が透過する細かい穴が多い事が分かった。他の殆どの不織布に穴が認められなかったのに比べて、本品の穴の状態は悲惨な状況でした。
第1層、第3層の不織布には殆どフィルター効果は期待できない事から、マスクとしての性能は言わずもがなである。
カケンテストセンターの結果も、ASTM-F2100を取得した事もあながち嘘ではないのだと思う。
しかし、何を持って試験を行ったのかは大きな疑問です。テストや認証だけ高性能なフィルターを使って、生産は別の物で行っている…そういう可能性も大いにあるのではないか?
第一、性能テストは「生産ロット」毎にやらなければならないはずである。それにも拘わらず、何時、何を使って取得したかも分からない試験結果を継続して大々的に吹聴されても、信用などできるはずがない。特に中国メーカーはそうである。
もし本品を持っている人がおられたら、私が行ったやり方に準じて確認をしてみて下さい。プラネタリウム状態に唖然としませんか?
この状態でBFE/PFE/VFEが99%以上と言われても、全く信用などできません。これだけ穴だらけの状態で、まともなフィルター効果が得られているとは、とても思えません。
やはりマスクは「日本製」でなければ信用ができません。日本のメーカーであれば、ロット毎の品質確認がしっかりできているだろうと思います。
本品は、怖くて使えません。廃棄しようと思います。