仏壇の届いた翌日、お骨壺を納めました。
四寸のちっこい愛犬に「これからここにいてね」と伝えられたような、家族みんながしっくりと落ち着いた感覚を得ました。
亡くなってから数年。家にいさせたい、共同墓地に納めるべきだ、庭で自然に還そう、と意見が別れ、どれを選ぶことも出来ず家族の見える場所に鎮座していました。
心も癒えてわんぱくな子を迎え、仏壇を用意しようと思い立って探し、こちらを購入に至りました。
毛の色に近いブラウンを本体に、にこにこ輝く目を思い出すパステルカラーの虹と肉球の名札、下の引き出しに首輪を入れて、牛乳を供えると仏壇というより木のコタツみたい。
これからの長い日々を思えば、もっと早く買えばよかったなと、家族で話していました。