この度は大変有益なレビューをいただきまして、誠にありがとうございました。メーカーの商品担当様より回答いただきましたので、以下に共有させていただきます。 お客様が仰られる買い替え原因についてはその通りですので、我々も長年悩ましい思いを続けております。 そもそもが靴の寿命が靴底⇒踵内側(摩擦が大きい順)で生じるので、一般的な靴でも殆どは甲面に問題が無い状態で寿命になります。マッスルトレーナーは重さの為に摩擦抵抗が大きく、より顕著に感じるのかもしれません。 靴底摩耗については、現在のウォーキング、オリジナル２は踵と爪先がラウンド形状の摩擦抵抗を減らしたデザインにしております。 加えて材質も耐摩耗性に優れたウレタンゴムに変更しているので、一般的な使用範囲に於いては解決していると考えております。 ただ、ビジネスタイプはデザインを優先して底の厚さが薄いので鉄粒の表出が他のデザインより早く、次回生産を行うかについては検討中です。 また、「滑りやすい」点については防滑グリップ形状で対応はしておりますが、濡れた路面(鉄排水溝や鏡面仕上げの床)は滑ります。 素材や配合を調整して色々とテストしておりますが、「ゴム硬度を防滑に寄せると摩擦抵抗が上がって底が減りやすくなり、耐摩耗性を上げると 滑りやすくなる」というジレンマは未だ解決に至っておらず、今後の課題です。 踵内側の摩耗については、一般的な靴より３倍程強度を上げた太い撚糸のナイロンメッシュを使用しております。 カウンター(表面と裏地の間にある補強材)も現行タイプは摩耗強度の低いラバーカウンターに変更しており、通常の使用に於いては問題ありません。 ※修理については豚革や合成皮革のスワッチを当てて縫製する方法があります。弊社では現在行っておりませんが、お客様がお住まいの街の靴修理店にお問合せ頂ければ対応出来るかもしれません。 コストを考慮すると材質やアイデアに限界はありますが、新素材の開発など生産当初とは状況も変わってきておりますので、今後も課題解決を継続して行ってまいります。 特殊な製品ではありますが、コアなユーザーが非常に多い製品でもありますので、表に出ない変更や改善も含めて出来るだけご要望には応えていく所存ですので、今後も有益な情報をご提供頂ければ大変有難く存じます。