この漫画との出会いは某ブックオフまがいのリアル店舗で完全版を発見し、タイトルにインパクトが有ったため、気になったという感じでした。その後、ある程度の巻までワンコイン以下で購入できましたので、試しに買えるだけ購入してみました。 驚いたことに、帯広告で知ったのですがアニメ化までされた作品でした。
さて、内容ですが、タイトルの「げんしけん」とは現代視覚文化研究会の略語で、現視研をひらがなにしたもの。 つまり、大学のサークルでの活動がストーリーの大半を占めております。
活動内容は、ひとくくりにあらゆるオタク要素が含まれ、アニメ・漫画・同人誌・フィギュア・ゲーム・コスプレ等、ありとあらゆるネタが盛り込まれています。
ただ、個人的には大学ライフ全般にもう少し焦点を当てて欲しかった感が否めませんでした、、、
兎に角、講義や趣味に当てるためのバイトライフなどの話は皆無と考えて良いでしょう。
よって、読み手はかなり選ぶ作品だと思います。
作者のオタク文化に対する敬愛は作品からこれでもかとにじみ出ているのですが、上記に挙げた趣味に余り興味がない層の方々には読むのはかなり苦痛かもしれません。
尚、ショップさんによっては、2018年6月現在で完全版の中古価格が下がってきていますから、蒐集にあたり保存状態を気にされる方は完全版の方が良いかもしれません。 如何せん、オリジナル版は現在から14年そこら経過しておりますから、通販で実物購入すると結構瑕疵が酷い商品が届く可能性が高いですので。
蛇足です、10巻からはメンツが変わり新章みたいな感じになり、此方の方は2018年現在完全版は有りません(;^_^A