表紙詐欺とまではいかないですが、昨今のKADOKWAとかスクエニ系などのいわゆる三大少年誌や四大少年誌(言わずもがな、ジャンプ・サンマガ・チャンピオン)以外の漫画はデジタル技術の進歩が災いしてか、憑依の絵は美麗なのに中身は残念というものが増えてきたように思えます。 しかしながら、この漫画は、中身の方も人物はおろか、背景まで非常にレベルが高く驚きました。
しかしながら、その画力がありながらも、内容はタイトルが示しているようにパンチがあまりないのがすこぶる残念、、、
まず、美術部の面々は4人いるのですが、そこまであり得ないくらいの問題児はおらず、ヒロインがまともですから、派手さは一切ない気がします。 また、そうかといって、人物間のやり取りが機知に富んでいたり、切なすぎる多角関係なものでもありませんから、ドキドキ感もあまりなし。 換言すれば、地味すぎる日常物といった感じなのです。
折角、美術部ものなのですから、もう少し美術系のうんちくが一読して付くような内容だといいのですが、これもほとんどありません。
氏の画力は人物のいろいろなポーズやパースを見ても、非常に高いので、どうしても内容は残念という感じになってしまいますね、、、