まさに現代版「まんが道」と称されても良い漫画家を大事にした職業マンガ。 まんが道は中高等の学生時にもフォーカスが当たっているが、本作はかなり漫画家としてのリアルな道のりを描いたもの。
矢張り、ソロでは話を膨らませるのが困難なのか、藤子不二雄先生の「まんが道」の様にコンビ物となっている。
驚くべき点は、これが青年誌でもなく、マイナー誌でもなくジャンプで連載されており、後にアニメ・舞台・映画化までされた作品と化けたことだろう。
原作・大場つぐみ、作画・小畑健のタッグは矢張り社会現象レベルまで行きついた「デス・ノート」の方が知名度が高いが、少なくとも漫画家・イラストレーター・編集者志望でない方が読んでも十分に楽しめる作品になっている。