Ver.3となって、各所に施された刻印のリアルさや確実な作動についてはすでに定評のあるところです。
問題なのが、シリンダーのロックピンです。S&Wのリボルバーは故障のなさで定評のあるところなのですが、タナカの場合はこの部分が亜鉛合金製でかつ細いので、このピンが折れた個体をしばしば見かけます。パーツとして入手することができないので(シリンダーと一体扱い)、スチール製に変更してほしいものです。
もう一点気になるのは、最近のロットのストック(グリップ)の仕上がりです。特に上部が問題で、いかにもプラスチック然としたこの風情は、持つ者をしらけさせます。コストカットのために材質や製造方法を変更したのか詳細は不明ですが、ここは作り手の奮起を期待したいところです。