注文から数日で届いた。
以前友人に勧められて飲んだ味が忘れられなくて、待ち遠しかった。ちょうど金曜だった為、晩酌をするべく箱を開けるとすぐに冷蔵庫に押し込んだ。
冷えた頃を見計らって、蓋を開けて、お猪口に注ぐ。清酒では考えられないほどの粘度があり、正に食べるお酒といったところだ。
口に含むと、ヨーグルトのような固まりと、アルコールが鼻に抜ける。試しに歯で噛んでみると、さらに濃厚な米の味が拡がった。
その味を味わいたくて、何回も繰り返す内に瓶が半分になってしまった。
もう午前2時だ。
飲んだ時の鼻に抜ける感覚を味わいながら眠りにつくとする。
又注文することにしよう。