感想がなかなかまとまらなかったお酒です。マイケル・ジャクソンの評価では90点。これは試さなくてはと思って購入し、時間を変え条件を変え何度も試したのですが、もうボトルが半分程空いたにもかかわらず、自分なりの評価が出ないのです。MJ氏は香りを賞賛しているのですが、私はそれほどとは思いませんでした。ハーブ系の香りは納得できます。スパイシーさを感じた時もありました。
スコットランドでは総合的な評価で高位にランクされるのでしょうが、歴史も何も知らない外国人の私には先入主が無いので、酒と向かい合うだけなのです。そんな中で自問自答してみると、それほど高評価すべき酒か疑問が生じます。確かに飽きの来ない酒です。この酒を何時間飲み続けていても飽きは来ないように思います。ですから、マイナスの要素は無い酒なのだと思うのですが、ではプラスの要素は何だろうとと考えると分からないのです。
欠点はないが長所もないというのは、やはり凡庸と評価されてしまうのでは無いでしょうか。誤解がないように言いますが、このお酒は良いお酒です。国産のウイスキーと比べたら高位に入ると思います。でも、何かが足らないのです。
今後も飲んでみて、評価を考えたいと思っていますが、現在は自分に正直に星4つと評価しておきます。