数年前からテレビを観て深い言葉を言われる方だなと思っていました。なるほどと府に落ちる言葉もありますが、違うかなと思う言葉も。例えば、公園に保育園が建設されるのを反対している年配者の方を「そういう高齢者はきっとまだまだエネルギーも十分あって...大人として成熟していないとも言えます」と意見されている言葉。私はその逆でエネルギーが無いから子どものエネルギーが強すぎて騒がしく感じるのだと察したのですが...。皆が皆 元気に毎日を生きているわけではなく、病気をしたり、酷い頭痛持ちだったり、酷く疲れていて体調が悪かったり、心の病になったり。長く生きていると色々あると。若い頃は騒がしい人混みが好きだったのが大人になると苦手になったり、もっと歳を重ねると静かに生きたいと思う人もいると思いますし、樹木さんのように子どもの騒ぐ声を聞くと元気が出る方もいらっしゃるとも思います。樹木さんが当時どう思われたかは全くの自由で、保育園や学校の隣に住んでの発言ならまた理解もできるのですが、有名な方がそう世間に意見されると、当時見聞きされた方やこの本を読まれた方がそうなんだと肯定してしまうのが怖い、と感じました。そうそう、随分前にテレビで 元気すぎる子どもタレントの対応を見て、元気な子どもが苦手だと思っていました。... 所詮、ひとりの人間が人生で感じた言葉。素敵な言葉だけを心に刻みたいと思いました。