打つのが気持ち良いとよく言われていますが、その表現がよくわかる製品でした。
確かに長時間タイピングするのにこれであれば疲れにくいだろうなと思いました。そしてリマップソフトがMac版もしっかり準備されているのが非常に嬉しいところです。そしてその使い勝手も非常に良かったです。ただ注意なのはFnキーが通常のFnキーとは異なることですね。Macを使う人でHHKBを買おうと思っている人であればBTTを使っているかと思います。通常のキーボードであればBTTでFn+他のキーでアクションの割り当てができます。しかし、HHKBではそれができません。リマップソフトがあるからいいじゃないかという声もあるかとは思いますが、リマップソフトはあくまでキーのリマップなのでショートカットの紐付けなどの凝ったことはできません。それ自体は他のキーや組み合わせでどうにかなりますが、割り当てられるキーとして減ることには変わりないので注意は必要かと。
あとは最初に書いたように長時間キーボードを使うことが必要な場合は非常に向いていると思いますが、タイピングの速度を極めて作業スピードを上げるのには向かないですね。今までが薄型のキーボードだったのもありますが、ストロークの深さを非常に感じます。そしてそれは押す時よりも押して指を戻す時にすごく時間がかかります。慣れはあるのでしょうが単純なスピードであればやはり薄型の方が早いですね。あとこの打鍵の気持ちよさもなんか気持ちがゆったりします。
なので個人的には金額的な意味ではなく、お金持ちのものな感じがしました。気持ちよく、ゆったり、優雅に打つ、そんな感じが似合いそうなキーボードです。気持ち良いし、ソフトもキー配列も気に入ってるのですが、作業に使うにはなんかのんびりしちゃうなぁって感じです。
プログラマーやブロガーなど大量にタイプする人たちに人気なので一般的にはそんなことないかもしれませんが、個人的にはそう感じましたので、似た感覚をお持ちん方はご参考までに。`