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レビュー
3
2013-06-03
- 商品の使いみち:イベント
- 商品を使う人:自分用
- 購入した回数:はじめて
- 防錆に問題有り
- [使用条件]
期間は20日ほど、雨天の走行無し、距離にして大体1000km使用してみました。
チェーンはトレーニング用でCN-6701、走る場所は一般道に比べて砂埃の多い河川敷が多く、交通量の少ない峠道なども往復します。
ミッシングリンク装備なのでしっかり洗浄し、以前のオイルを落とした上で２度注油しての使用。
期間中の完全洗浄は初回を入れて３回、その後は走りに行く都度、直前に追加の注油をしています。
[特筆]
まず書かねばならないのが、タイトル通りチェーンが部分的に錆びてしまったこと。
錆びた部分はアウタープレートに挟まれたインナープレートの中央部分、ここに全周に渡ってまんべんなく薄い赤茶色の錆が浮きました。
これはルブの溶剤が揮発して液体から半固体に変化する時間が短かく、チェーン全体にまわる前に凝固してしまい、錆びた部分に油膜が形成されなかったのだと思います。
アウタープレートは錆びていないのが少し不思議ですが、スプロケとの接触でオイルがまわっているのかもしれません。
インナープレートはアウタープレートの厚み分、内に寄っているのでどことも接触せず、ルブがまわるには液状の時間が長く必要なのではないでしょうか。
また、チェーンの錆びやすさはグレードによって差があるようなので、CN-6701ではなくCN-7901であれば錆びないかもしれません。しかし未検証です。
[使用感]
・駆動抵抗がわずかに減った気がします。が、ウェット系ルブとブラインドテストで比較して差を感じる自信は全くありません。
・チェーンの見た目はとても綺麗に保たれます。（錆びる前であれば）
・他の使用者も書かれているようにココナッツのような匂いで不快さはありません。
・駆動音はわずかに大きくなります。
・キュリキュリと摩擦音が鳴り出すのは完全洗浄後なら100〜150km、追加の注油では30〜50kmほどで鳴り出すようです。
その後、走り続けてもあまり音は大きくはなりませんが、勝手に鳴き止むことも無さそうです。
容器に「長距離走行に最適」と書かれていますが、全く鳴かない状態はウェット系ルブほどには持続しません。
[総評]
あまり日常使う物ではないものだと感じます。
防錆に問題がなければ注油の手間が洗浄の手間を下回るので使えない事もないのですが、それにしても持続する距離が短い。
レースの時だけ実効果半分、心理効果半分で使用する事にします。
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