数年前のおもちゃショーでモックアップが公開されてから、発売を今か今かと待ちこがれていたM9A1が、今ようやく販売されました。旧M92と比較すると、まるで別メーカーの製品か?と思うほど、幾つも進化しています。デコッキング機能搭載、可変ホップ搭載、キック力とブローバックスピードが格段に上がったブローバックエンジンと、挙げだしたらキリがありません。中でも私が驚いたのは、綺麗に消されたパーティングラインでした。今までのマルイのトイガンは、パーティングラインが残っているのが定番でした。限定のサムライエッジに至っては、アウターバレルの横にすらがっつり残っていたほどです。それがこのM9A1では、ほぼ目立たないくらいに綺麗に消されているんです。正直これは予想外でした。また、ブルースチール風に塗装されたスライドと、さらさらのマットブラックに塗装されたフレームも、旧M92のようなおもちゃっぽさが無く、非常に良い感じです。実射性能に関しても、室温25℃で0.7J(旧M92は0.5J程度)をコンスタントに叩き出し、弾道もマルイらしく素直なものと、非常に優秀でした。惜しむらくは、スライドのマルイオリジナルの刻印と、グリップパネルのマルイオリジナルのメダリオンですね。グリップパネルにはウェイトが仕込まれているので、ベレッタ刻印の物に交換した場合、途端に軽くなってしまいます。見た目のリアルさを取るか?手に取ったときの重量感を取るか?そこが問題です。もっとも、このM9A1の完成度の前では、そんなことは些細な問題でしょう。間違いなく、最高レベルのガスブローバックM9A1です!